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食べてもすぐお腹が空くのはがんのサイン?がんと空腹の関連性を解説

投稿日:2026年02月13日

更新日:2026年02月13日

空腹感は、私たちの体内で生じる重要な生理反応です。この感覚は主に、血糖値の変動やホルモンの働きにより脳の視床下部で制御されています。

「最近すぐにお腹が空く」「食べてもすぐに空腹を感じる」といった変化が現れたとき、体調の異常を疑う方は少なくありません。特にインターネット上では、「がんのサインではないか」と不安を抱える声も見られます。

実際のところ、空腹感そのものはがんの一般的な初期症状とは考えられていません。しかし代謝異常やホルモン分泌に影響を与える一部のがんにおいては、例外的に空腹感の変化と関連することもあります。

本記事では、空腹感の仕組みを医学的に整理した上で、がんと空腹感が関係するケースや、注意すべき併発症状について解説します。不安を感じている方にとって、正しい知識を持つことが安心につながる一助となれば幸いです。

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すぐにお腹が空くのはがんのサイン?

冒頭で触れた通り、医学的に見ると「空腹感が増すこと」は、がんの代表的な症状とは位置づけられていません。がんの多くは初期段階で無症状であるケースが多く、食欲や空腹感の変化はあっても、明確に「すぐお腹が空く」という形で現れるケースは非常にまれです。

次で詳しく解説しますが、空腹感は本来、脳の食欲中枢が刺激されて生じるごく自然な反応です。そのため「最近よくお腹が空く」と感じる場合も、まずは生活習慣や食事の内容、睡眠の質などに目を向けると良いでしょう。

ただし、がんによって代謝やホルモン分泌が乱れた結果として食欲亢進につながるケースもごく少数ながら存在します。こうしたケースでは体重減少や倦怠感、血糖値の異常など、他の症状を伴うことがほとんどです。

空腹の主な原因

空腹は自然な反応であるとはいえ、状況によっては、必要以上に強い空腹感を覚えることもあるでしょう。例えば「食後すぐにまたお腹が空く」「1日に何度も空腹を感じてしまう」といった場合には、体の働き以外の要因が関係している可能性もあります。

空腹感の主な原因は、生理的なものと生活習慣によるものの2つに分けられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

生理的なホルモンの働き

自然な生理的反応としての空腹感は、主に血糖値の低下を脳の視床下部が感知し、摂食中枢を刺激することで発生します。この反応には、以下のようなホルモンが関与しています。

  • ● グレリン
  • ● レプチン
  • ● インスリン

グレリンは胃から分泌されるホルモンです。空腹時に血中濃度が上昇し、脳の摂食中枢を刺激します。食事の前に増加し、強い空腹感を引き起こします。

レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンです。脳に「満腹である」ことを伝える働きを持ちます。分泌が十分であれば、食欲が自然と抑制されます。

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンです。血糖値の調整に関与する他、満腹感を維持する作用も担っています。

通常はこれらのホルモンが互いにバランスよく作用し、空腹感の発生から食欲、摂食行動までが制御されます。

生活習慣による血糖値の急降下

空腹感が強くなる原因として、生活習慣の乱れが影響していることもあります。特に現代の食環境やライフスタイルは、血糖値の変動を招きやすい傾向にあります。次のような習慣がある方は、空腹感が強まりやすい状態に陥っているかもしれません。

  • ● 糖質中心の食事(白米、パン、甘いお菓子など)
  • ● 早食いや咀嚼不足
  • ● 運動不足
  • ● 睡眠不足

例えば糖質を多く含む食事を早食いで取ると、血糖値が急上昇し、その反動でインスリンが過剰に分泌されてしまいます。その結果、血糖値が急激に下がり、脳がエネルギー不足と判断して再び強い空腹感を引き起こす場合があるのです。

また、ストレスも空腹感の増加に影響します。ストレスを受けると、コルチゾールなどのホルモン分泌が変化し、食欲を刺激する方向に作用することがあるためです。つまり運動不足や睡眠不足の状態で精神的な緊張や不安を抱えたままだと、「食べたい気持ち」が必要以上に強くなる場合があります。

空腹を感じる頻度が増えたときは、まず日常の食生活や睡眠、運動習慣などを振り返ってみることが大切です。

がんと空腹感が関連するケース

ここまで解説してきた通り、がんと空腹感の間には、直接的な因果関係はほとんど見られません。しかし、特定のがんに関して言えば、代謝やホルモン分泌の異常を通じて空腹感を増加させる可能性があります。ここからは、そのような例外的なケースについて解説します。

がん悪液質により代謝異常が起きている

がんの進行に伴って、「がん悪液質」と呼ばれる状態が生じることがあるのはご存じでしょうか。これは、がん細胞が全身の代謝に影響を及ぼし、筋肉や脂肪が急速に消耗してしまう状態を指します。十分な栄養を取っていても体重が減少し、「食べても痩せていく」といった感覚を持つことが多いです。

この「食べても痩せる」という現象は、空腹感の高まりと誤認されやすい場合があります。しかし実際には、がん悪液質では「空腹感が増す」よりも、「食欲が湧かない」「食べる量が減る」といった症状が主であり、摂取量が自然と落ちていく傾向にあります。

代謝異常は、特に進行がんや全身状態が悪化している場合に見られやすく、食欲低下と併せて次のような症状を伴うことが一般的です。

  • ● 意図しない体重減少
  • ● 筋肉量の低下
  • ● 慢性的な疲労

がん悪液質は治療による改善が難しい症状の一つで、全身管理の一環として早期からの対応が求められます。がんの場合お腹の空き方に変化が表れたように感じる際は、背景にある全身状態の変化を見逃さないことが重要です。

※参考:日本がんサポーティブケア学会.「がん悪液質ハンドブック」.
http://jascc.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/cachexia_handbook-4.pdf ,(参照2025-07-17).

特殊ながんにより血糖値が下がっている

まれなケースとして、特定の内分泌腫瘍では、病的に血糖値が下がることで強い空腹感が引き起こされる場合があります。

代表的な疾患が、膵臓にできる神経内分泌腫瘍(膵NET)の一種「インスリノーマ」です。これはインスリンという血糖を下げるホルモンを過剰に分泌する腫瘍で、発生頻度は比較的まれですが、以下のような症状を呈するのが特徴です。

  • ● 食事を抜くと強い空腹感や脱力感、ふらつき、冷や汗が現れる
  • ● 食事をとると症状が一時的に改善するが、短時間で再発する
  • ● 極端な空腹による不安感や集中力低下がある

インスリノーマの症状は「低血糖による反応」として現れ、空腹感を伴うことが多いですが、これはがんの代謝異常によって引き起こされる症候の一つと言えます。インスリン過剰により血糖が慢性的に低下すると、空腹だけではなく意識障害を起こす場合もあるでしょう。

膵NETには他にもガストリノーマ、グルカゴノーマなどホルモンを分泌するタイプが存在し、それぞれ消化や代謝に影響を及ぼします。また、肝機能障害や進行がんの全身状態悪化により、糖の供給や代謝に支障が生じることもあり、これが空腹感の異常な増加につながる場合もあります。

なおがんが原因で血糖値の調節がうまくいっていないときには、以下のような症状が併発することが多いです。

  • ● 強い空腹感とともに冷や汗や手の震えがある
  • ● 体重の減少が続いている
  • ● 疲労感や脱力感が強い
  • ● 食後短時間で再び空腹を感じる

このような症状が継続する場合は、単なる生活習慣の問題として放置せず、内分泌異常や腫瘍性疾患を疑い、医療機関での診察を受けることが大切です。

※参考:社会福祉法人 恩賜財団 済生会.「膵神経内分泌腫瘍(PNET)」.
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/pancreatic_neuroendocrine_tumor/ ,(参照2025-07-17).

大腸がんと空腹感との関係

大腸がんの症状として「空腹感が強くなる」というものは、医学的には確認されていません。実際には、大腸がんによって消化や排泄に影響が出る可能性はありますが、それが「空腹を強く感じる」という形で現れることはまれです。代表的な症状や進行時に見られる食欲変化について解説します。

大腸がんの代表的な症状

大腸がんは初期症状が現れにくく、自覚症状が出たときにはすでに進行しているケースも多いです。以下のような症状が代表的です。

  • ● 血便
  • ● 下痢や便秘の繰り返し
  • ● 残便感
  • ● 貧血
  • ● 腹部の張り(膨満感)
  • ● 意図しない体重減少

こうした症状が複数見られる場合には、消化器疾患を含む何らかの異常が起きている可能性があります。特に40歳以上の方は、年1回の大腸がん検診を受けることが推奨されています。

※参考:国立がん研究センター中央病院.「大腸がんの症状について」.
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/colorectal_surgery/150/index.html ,(参照2025-07-17).

進行した大腸がんで起こる食欲の変化

大腸がんが進行し、腸管が狭くなったり腫瘍が圧迫を起こしたりすると、次のような症状が見られることがあります。

  • ● 膨満感(お腹の張り)
  • ● 吐き気や嘔吐
  • ● 腹痛
  • ● 食欲不振

このような状態になると、空腹感が増すというより、「食べたくても食べられない」状態に近くなります。食事をしてもすぐに満腹感が生じたり、少量しか食べられなかったりすることが多いです。

大腸がんが疑われるような症状がある場合には、自己判断せず医療機関での検査を受けることが大切です。

医療機関を受診すべきタイミングと診療科

空腹感が強くなるだけであれば、多くの場合は生活習慣の見直しで改善が期待できます。しかし「空腹感の変化」に加えて以下のような症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

  • ● 原因不明の体重減少が続いている
  • ● 微熱や倦怠感が長引いている
  • ● 血便や腹痛、便通異常がある
  • ● 食事を取ってもすぐに空腹を感じる状態が続く

このような症状が併発している場合は、消化器疾患や内分泌系の異常、まれにがんなどが隠れている可能性もあるため注意が必要です。

「大きな病気かもしれない」と心配するあまり受診をためらってしまう方もいるかもしれません。しかし、「念のため相談してみる」という姿勢が、病気の早期発見やご自身の安心につながる第一歩です。

相談先としては、まずは内科、もしくは消化器内科が適しています。初診時には、症状の経過や食事・排便の状況、体重の変化などを詳しく伝えましょう。

まとめ

「すぐにお腹が空く」と感じたからといって、すぐにがんを疑う必要はありません。空腹感は多くの場合、日々の食事や生活リズム、睡眠の質などと深く関係しています。まずは自身の生活習慣を見直すことで、改善が期待できるケースが大半です。

一方で、空腹感の変化に加えて体重の減少や微熱、便通異常といった他の体調変化が見られる場合には、念のため医療機関に相談することが大切です。自己判断で様子を見続けるのではなく、専門的な診察を受ければ、早期発見や安心につながる可能性があります。

不安を抱えたときこそ、正しい情報に基づいて行動することが重要です。適切なタイミングで医師に相談し、不安を必要以上に大きくしないように心がけましょう。

瀬田クリニック東京は、1999年に国内初のがん免疫細胞治療専門医療機関として開院しました。患者さんお一人おひとりの状態やがん細胞の性質などを調べ、オーダーメイドの免疫細胞治療を提供しています。がん免疫細胞治療にご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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