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聴器がん(耳がん)とは?原因や症状・治療法を解説

投稿日:2026年02月27日

更新日:2026年02月27日

聴器がん(耳がん)は、発症例が非常に少ないまれながんです。外耳・中耳・内耳といった耳の部位ごとに異なる特徴を持ち、それぞれ症状や治療法が異なります。特に慢性中耳炎など耳に関する他の病気と症状が似ている場合が多く、発見が遅れるケースも少なくありません。発症部位や進行度によっては、聴力や顔面神経に影響を及ぼす場合もあります。

本記事では耳のがんの原因や症状、診断方法、治療法、そして予後について体系的に解説します。早期に専門医を受診し、正確な診断を受けることが予後改善のカギとなりますので、ぜひ参考にしてください。

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聴器がん(耳がん)とは?

聴器がん(耳がん)とは、耳の構造を形成する皮膚や粘膜、骨、神経などに発生する悪性腫瘍の総称です。発症例は極めて少なく、全がんの中でも稀少ながんに分類されます。外耳、中耳、内耳のいずれにも発生する可能性がありますが、それぞれ発生部位によって症状や進行の仕方が異なります。耳のがんは慢性的な耳の炎症や感染症と症状が似ているため、早期発見が難しいのが特徴です。

※参考:国立がん研究センターがん情報サービス.「聴器がん」.
https://ganjoho.jp/public/cancer/auditoryorgan_cancer/index.html (参照2025-08-05)

※参考:国立がん研究センター希少がんセンター.「聴器がん(ちょうきがん)」.
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/auditoryorgan_cancer/index.html (参照2025-08-05)

耳の構造とがんの発生部位

耳は大きく、外耳・中耳・内耳の3つの構造分けられます。それぞれ異なる役割を持っており、がんが発生した場合の影響も異なります。

外耳は耳介(耳たぶや耳の外側)から外耳道までを含み、音を集めて鼓膜へと届ける構造です。外耳に発生するがんは皮膚がんの一種であることが多く、耳介の変形やしこり、出血などが見られることがあります。

中耳は鼓膜の奥に位置する部位で、耳小骨を介して音の振動を内耳に伝える構造です。中耳がんは鼓膜付近や耳小骨周辺に発生し、耳だれや難聴、痛みを引き起こすことがあります。なお慢性中耳炎との区別が難しい場合があります。

内耳は蝸牛や前庭、半規管などがある部位で、聴覚と平衡感覚を司る構造です。内耳にがんが生じることは極めてまれですが、発生すると聴力や平衡機能に重篤な障害を来す恐れがあります。

このように、耳は構造ごとにがんの発症部位と症状が異なるため、診断時には部位の特定が非常に重要です。

聴器がん(耳がん)の発生頻度

聴器がん(耳がん)は非常にまれながんで、国内での発症例は年間でもごくわずかです。頭頸部がん全体の中でも数%程度にとどまり、鼻腔や咽頭、喉頭のがんに比べて圧倒的に少ないとされています。海外でも同様に発症率は低く、統計的な詳細データが得にくいのが現状です。この稀少性から、専門的な診断と治療経験を持つ医療機関での対応が重要となります。

聴器がん(耳がん)の主な種類と特徴

聴器がん(耳がん)は、発生部位や組織型によっていくつかの種類に分けられます。最も多く見られるのは外耳道に発生する扁平上皮がんで、全体の大部分を占めます。扁平上皮がんとは、皮膚や粘膜の表面を構成する細胞ががん化したもので、腫瘤や潰瘍、耳だれなどを引き起こすのが特徴です。

その他、まれながら以下のような組織型も存在します。

  • ● 基底細胞がん:皮膚に発生するがんの一種で、転移はまれですが局所での再発を繰り返す傾向があります
  • ● 腺様嚢胞がん:神経周囲浸潤を起こしやすく、長期的な経過観察が必要とされます

耳垢腺腫や乳頭腫など、耳には良性腫瘍も発生することがあります。良性腫瘍は転移せず、比較的ゆるやかな経過をたどりますが、大きくなると聴力や耳の構造に影響を与えるため、切除を検討するケースもあります。

良性と悪性では治療方針や予後が大きく異なるため、病理検査による正確な鑑別が欠かせません。初期段階では症状が似ている場合も多く、画像検査や組織検査によって確定診断を行うケースが多いです。

聴器がん(耳がん)の主な原因

聴器がん(耳がん)の発症には、いくつかの環境的・身体的要因が関与すると考えられています。明確な原因が特定できない場合も多いですが、発症リスクを高める主な背景因子は、以下の通りです。

  • ● 慢性的な炎症の既往:長期間にわたる慢性中耳炎や外耳炎は、耳の粘膜や皮膚に持続的な刺激と損傷を与え、がん化のリスクを高めるとされます
  • ● 紫外線や外傷による皮膚損傷:特に耳介は紫外線の影響を受けやすく、皮膚がん発生の要因となります。外傷や火傷による瘢痕部位も、長期的にがん化する可能性があります
  • ● 放射線被曝歴:過去に頭頸部への放射線治療を受けたことがある場合、その照射部位にがんが発生するリスクが高まります
  • ● 有害化学物質への曝露:アスベストや特定の化学薬品など、耳周囲に長期的に接触する環境は発症リスクと関連します
  • ● 加齢:耳のがんは中高年層に多く、特に高齢になるとほど発症率が上がる傾向があります
  • ● 遺伝的要因の関与:多くの場合、明確な遺伝要因は認められませんが、一部のがんでは遺伝的素因が関与する可能性があります

これらの要因が単独または複合的に作用し、耳の正常組織が異常増殖してがん化すると考えられています。生活環境や既往症を踏まえたリスク評価が重要なため、特に慢性炎症が続いている場合は、早めに医師の診察を受けましょう。

聴器がん(耳がん)の症状

聴器がん(耳がん)は、初期のうちは軽微な症状しか現れず、慢性中耳炎や外耳炎などの耳の病気と区別が付きにくいことが多くあります。このため発見が遅れ、診断時にはすでに進行しているケースも少なくありません。進行すると聴力や平衡感覚に大きな影響を及ぼし、日常生活に支障を来す症状が出現します。

初期症状

発症初期は、耳の痛みや耳だれ(耳漏)、耳のかゆみといった症状がみられる可能性があります。また耳の皮膚や外耳道に小さなしこりができる場合もあります。ただしこれらの症状は慢性中耳炎や湿疹などでも起こるため、患者本人はもちろん医療機関でも初期の段階では区別が難しいです。

耳だれに膿や血液が混じるケースや、症状が長引く場合は、感染症などだけではなく腫瘍の可能性を考慮する必要があります。かゆみや軽度の痛みが続く場合も、自己判断せず耳鼻咽喉科での診察を受けることが重要です。

進行による症状

耳がんが進行すると症状は多様化し、より深刻になるでしょう。耳の内部や周囲の組織に浸潤することで、聴力の低下や耳の形の変化が現れる場合があります。さらに顔面神経に影響がおよぶと、顔の片側が動かしにくくなる顔面神経麻痺を引き起こす場合もあります。

内耳や周囲の神経・骨へ広がると、めまいや平衡感覚障害が生じ、日常生活に大きな支障を与えることも多いです。さらに進行すると頭蓋内への浸潤により、頭痛や神経症状を伴うことがあります。これらの症状が出現した段階では、病状がかなり進んでいる可能性があり、早急な精密検査と治療が必要です。

耳痛が現れるその他のがん

耳の痛みは必ずしも耳のがんだけで起こるものではありません。耳と咽頭・顎周囲は神経やリンパ経路を共有しており、他の部位のがんによる痛みが「放散痛」として耳に伝わることがあります。放散痛は、痛みの発生部位と感じる部位が異なる現象で、耳痛が唯一の症状となることもあります。耳の診察で異常が見られなくても、背後に別のがんが隠れている可能性があるため注意が必要です。

代表的な疾患は以下の通りです。

  • ● 上咽頭がん・中咽頭がん・下咽頭がん:咽頭は耳と咽頭鼓管でつながっており、また舌咽神経や迷走神経などを介して痛みが耳に放散します。咽頭がんでは飲み込みにくさや声のかすれが伴う場合もありますが、初期には耳痛だけが症状として現れることもあります
  • ● 耳下腺がん:耳のすぐ下に位置する耳下腺に発生するがんです。腫瘍の増大や神経への圧迫により、耳周囲や顎下部の痛みが生じます。進行すると顔面神経麻痺を伴うこともあります
  • ● 側頭骨腫瘍や転移性がん:頭蓋骨の一部である側頭骨やその周囲に腫瘍が発生、あるいは他の臓器からの転移により耳痛が起こることがあります。特に転移性がんでは原発巣が肺、乳腺、腎臓など多岐にわたり、耳痛以外の症状が乏しいケースもあります

耳痛の原因が耳以外にある場合、その多くは「神経の経路」を介した放散痛です。耳の感覚は、舌咽神経・迷走神経・三叉神経など複数の神経により脳へ伝達されます。咽頭や口腔、顎周囲のがんがこれらの神経を刺激すると、その痛みが耳に「転送」される形で感じられるのです。

例えば、上咽頭がんは耳の奥が詰まったような違和感とともに片側の耳痛を引き起こすことがありますが、耳自体の検査では異常が見つからないケースも少なくありません。耳下腺がんや顎下部の腫瘍では、食事や会話の際に痛みが増すなど、日常生活の中で徐々に症状が強くなる傾向があります。

こうしたケースでは、耳だけではなく首や顔、咽頭の診察も重要になります。長引く耳痛や原因不明の痛みがある場合は、耳鼻咽喉科だけではなく、頭頸部がんに詳しい専門医での精査を受けることが大切です。

聴器がん(耳がん)の主な治療方法

聴器がん(耳がん)の治療は、腫瘍の部位・進行度・全身状態に応じて選択されます。主体となるのは手術療法と放射線治療であり、これらを単独または組み合わせて行うのが一般的です。進行例や再発例では、化学療法や免疫療法を併用する場合もあります。

また放射線治療や化学療法と手術療法を組み合わせると、手術の負担を軽減したり、再発リスクを低下させたりといったことが可能です。

最後に、主な治療の選択肢を4つご紹介します。

手術療法

手術は聴器がん(耳がん)治療の中心的役割を担います。腫瘍の位置や広がりに応じて、以下のような方法が選択されるケースが多いです。

  • ● 外耳切除:外耳道の腫瘍を切除する方法で、比較的早期のがんに適用されます
  • ● 中耳切除:腫瘍が中耳に及んでいる場合に行い、鼓膜や耳小骨も切除します
  • ● 側頭骨切除:進行例で腫瘍が広範囲に浸潤している場合に行う大がかりな手術です

切除後は必要に応じて皮膚や骨の再建手術を行い、見た目や機能の回復に配慮します。顔面神経や聴覚機能の温存は重要ですが、根治を優先するために切除範囲が広くなる場合もあります。

放射線治療

放射線治療は、手術が難しい症例の治療や術後の再発予防として行われるのが一般的です。代表的な方法には、腫瘍の形状に合わせて精密に照射できるIMRT(強度変調放射線治療)や、腫瘍部位を正確に狙う定位放射線照射があります。

副作用としては皮膚炎や口内炎、耳の炎症、聴力低下などがみられる場合があります。これらは一時的な場合もありますが、長期的な影響が残ることもあるため、治療中は適切な副作用管理が重要です。

化学療法

化学療法は、聴器がん(耳がん)単独で用いられるケースは少なく、多くの場合は放射線治療と併用して実施されることが多いです。これは化学放射線療法と呼ばれ、代表的な薬剤には、シスプラチンなどの白金製剤があります。進行例や再発例で全身的な治療が必要な場合に適用されることが多く、腫瘍縮小や症状緩和を目的として使用されます。

免疫細胞治療

免疫細胞治療は、患者さん自身の免疫細胞を活性化してがんを攻撃する治療法です。聴器がん(耳がん)に対する保険適用は現時点で限定的ですが、進行例や再発例を対象にした臨床試験が進められています。

自由診療として行う場合は治療費が全額自己負担となりますが、手術や放射線治療後の再発予防、他の治療が難しい場合の選択肢として検討されることもあります。免疫細胞治療は副作用が比較的軽度とされる一方、効果には個人差があり、継続的な経過観察が必要です。

まとめ(早期発見と専門医療機関の重要性)

聴器がん(耳がん)は非常にまれながんですが、耳やその周囲には聴覚や平衡感覚、顔の動きといった日常生活に欠かせない機能が集まっているため、進行すると生活の質を大きく損なう可能性があります。

長引く耳の違和感や痛み、原因不明の耳だれは軽視せず、早めに耳鼻咽喉科や頭頸部がんの専門医に相談しましょう。特に片側だけの症状や、治療しても改善しない耳の不調は精密検査が必要です。

瀬田クリニック東京は、1999年に日本で初めて開院した免疫細胞治療専門クリニックです。患者さんのがん細胞の性質や特徴を調べ、さらには現在受けている治療の状況や経過などから、お一人おひとりの病状や体質にあった免疫細胞治療をご提案しています。疑わしい症状がある方や、免疫細胞療法について詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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