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胃がん症状 初期に見逃しやすいサインから進行時の変化まで解説

投稿日:2025年11月21日

更新日:2025年11月21日

胃がんは、日本人に多いがんの一つです。しかし、初期段階では自覚症状がほとんどなく、気付いたときには進行していたというケースもあります。「胃がんの症状について知りたい」「早期発見するにはどのようなことに気を付ければよいのか」という不安や疑問をお持ちの方もいるでしょう。

本記事では、胃がんの初期症状や進行時に現れる変化、現在行われている治療の選択肢などを分かりやすく解説します。

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胃がんとはどのような病気?

胃がんとは、胃の内側にある粘膜の細胞ががん化し、増殖する病気です。日本では長年、がんによる死亡原因の上位に挙げられてきました。ここからは、胃がんが発生する場所や特徴について詳しく見ていきましょう。

胃がんができる場所と特徴

胃がんは、主に胃の内側を覆う粘膜に発生する悪性腫瘍です。胃の壁は内側から「粘膜」「粘膜下層」「筋層」「漿膜」といった層構造になっており、がんは粘膜から始まって徐々に深い層へと進行していきます。

日本では年間で男性約3万人、女性約1万8,000人が胃がんで亡くなっていますが、近年は検診や内視鏡検査の普及により、早期発見・治療の成績も向上しています。

なお、胃がんは組織型によって、主に以下の3つに分類されます。

  • ●分化型胃がん:
    進行が緩やかで、がん細胞がまとまって発生する
  • ●未分化型胃がん:
    進行スピードが速く、まとまらずに広がって発生する
  • ●スキルス胃がん:
    進行スピードが速く、胃壁全体が硬くなっていく。発見時には転移しているケースも多い

※がん情報サービス(国立研究開発法人国立がん研究センター):
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/5_stomach.html#anchor1

胃がんの進行度(ステージ)について

胃がんの進行度は「ステージ(病期)」と呼ばれ、ⅠA、ⅠB、ⅡA、ⅡB、ⅢA、ⅢB、ⅢC、Ⅳまでの8段階に分類されます。Ⅰ期は粘膜内に限局した早期の状態で、Ⅳ期になると他の臓器や遠隔リンパ節などへの転移がみられる段階です。ステージによって治療の選択肢や方針も異なります。

早期に発見できれば、内視鏡的な治療や比較的軽い手術で治癒が見込める場合もありますが、進行してしまうと化学療法や他の治療法を組み合わせることが必要になります。治療法の詳細については後述します。

胃がんの初期症状と見逃しやすいサイン

胃がんは早期の段階では自覚症状が少なく、気付きにくいことが特徴です。初期の胃がんに現れるわずかなサインや、見逃しがちな体の変化について解説します。

早期胃がんに自覚症状はほとんどない?

早期の胃がんでは、自覚症状がほとんど現れないケースが多いのが実情です。胃がんは胃の粘膜に発生するため、初期段階では痛みや不快感といった症状が起こりにくく、日常生活に支障を感じないこともあります。そのため「症状がないから大丈夫」と安心するのは危険です。症状の有無に関わらず、定期的な検診を受けることが早期発見に大きくつながります。

見逃しやすい初期のサイン

早期の胃がんは、先述した通り自覚症状がほとんどなく、日常生活に大きな支障がない場合が多いです。そのため、見逃されやすい傾向があります。ただし、例えば以下のようなサインが現れる可能性もあります。

  • ●胃の不快感
  • ●吐き気
  • ●軽い胸やけ
  • ●食欲不振(以前より食が進まない、量が食べられない)
  • ●飲み込みづらさ
  • ●黒色便

こうした症状は、胃がん以外の消化器系の不調でもよく見られるため、「疲れているせいかな」「ちょっとした胃もたれだろう」と考えて様子を見てしまいがちです。しかし、数日程度で自然に改善せず、長期的に継続している場合は注意しましょう。

特に中高年の方や、胃がんのリスクが高い方は、たとえ軽い症状でも医療機関を受診して原因を確認することが大切です。早期に気付ければ治療の選択肢も広がります。

またげっぷ、おならが多いからといって、基本的には胃がんであるとはいいにくいです。ただし、食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎といった他の病気の症状である可能性もあるため、気になる場合は医師に相談しましょう。

なぜ初期症状は気付きにくいのか

胃がんの場合、ごく軽い症状や違和感が現れたとしても、日常生活の疲れや暴飲暴食、軽い胃炎などと区別がつきにくいのです。胃炎や胃潰瘍などの症状と似ているため、見過ごされがちになります。症状が長く続いても、当たり前と感じてしまうこともあるようです。こうした理由から、早期の胃がんは非常に気付きにくく、定期的な検診が欠かせないのです。

進行胃がんに伴う代表的な症状

胃がんが進行していくと、がん細胞が胃の粘膜層を超えて筋層や漿膜まで達し、さらに周囲の臓器や組織にも影響を及ぼすようになります。こうなると、初期には見られなかったさまざまな症状が現れるようになります。代表的な症状は以下の通りです。

  • ●みぞおち周辺の痛み・違和感・不快感
  • ●胸やけ
  • ●吐き気・嘔吐
  • ●食事がとれない・少量で満腹になる体重減少
  • ●貧血
  • ●出血
  • ●血便・黒色便
  • ●腹部のしこり

これらの症状が現れた場合、すでにがんが進行している可能性が高いため、早急に消化器内科など医療機関への受診が必要です。放置するとさらに状態が悪化するため、少しでも異変を感じたら医師へ相談しましょう。

進行度と症状の関係

胃がんのステージ(病期)が進むにつれて、症状の種類や重症度は増していきます。例えば、早期の胃がんでは自覚症状が乏しい一方で、進行がんでは痛みや体重減少、貧血、タール便などより深刻な症状が現れることが多くなります。ただし、進行度と症状の程度は必ずしも比例するとは限りません。

比較的早い段階でも強い症状が出ることもあれば、かなり進行していても症状が軽微な場合もあります。そのため、年齢やリスクを考慮し、体調の変化を見逃さない意識が重要です。

胃がんの早期発見のために! 日頃から注意したいことと検診の重要性

胃がんは初期段階では自覚症状がほとんどなく、気付いたときには進行しているケースも少なくありません。

胃がんを早期で発見するためには、日頃から自分の体調の変化に目を向けること、そして定期的な検診を受けることが大切です。

普段から意識したい体の変化

胃がんの早期発見には、日頃から自分の体調に敏感になることが大切です。特に次のような変化に注意しましょう。

  • ●食欲が低下していないか
  • ●理由のない体重減少が起きていないか
  • ●胃の調子が悪い日が続いていないか
  • ●みぞおちの違和感や胃もたれが長引いていないか
  • ●便の色や形に異常が見られないか

こうした変化が一時的なものではなく、数週間以上続くような場合は要注意です。「気のせい」と思わずに早めに医療機関に相談することで、万が一の病気を早期に発見できる可能性が高まります。特に胃がんは40代以降から増え始めるため、中高年以降の方は定期的な検診も積極的に取り入れていきましょう。

胃がん検診の種類とメリット

胃がんの早期発見には定期的な検診が非常に有効です。現在、主に用いられている胃がん検診には「胃部X線検査」と「胃カメラ(胃内視鏡検査)」の2種類があります。胃部X線検査では、バリウムを飲んだ上でレントゲン撮影を行い、胃の形や粘膜の異常を確認します。比較的短時間で受けられ、多くの自治体や職場の検診で実施されています。

一方、胃カメラ(胃内視鏡検査)は、口や鼻から内視鏡を挿入し、直接胃の内部を観察します。粘膜の細かな変化も確認でき、早期のがんや小さな病変の発見に優れています。さらに、必要に応じてその場で組織を採取し、詳しい検査(生検)を行うことも可能です。

いずれの方法も、症状が現れる前に胃がんを発見する手段として非常に重要です。特にリスクが高い方は、医師と相談の上適切な頻度で検診を受けるようにしましょう。自治体や企業の健診制度を積極的に活用することもおすすめです。

医療機関を受診する目安

定期的な検診と併せて、日頃の体調変化にも十分注意を払いましょう。もし気になる症状がある場合は、検診を待たず、できるだけ早く消化器内科などの専門医を受診することが重要です。

例えば、先述した胃がんの症状が見られた場合は、受診の目安となります。また、胸やけや胃酸の逆流、お腹の調子がなんとなく悪いといった軽い症状でも、数週間以上改善しない場合は放置せず相談することが大切です。

「まだ大丈夫」と自己判断することはやめましょう。症状の有無にかかわらず、特に年齢が高くなるほど、胃の健康管理には積極的な対応が求められます。早期発見ができれば治療の選択肢も大きく広がります。

胃がんの治療法を知る|多様な選択肢と治療方針の決定

胃がんの治療にはいくつかの方法があり、がんの進行度や性質、患者さん一人ひとりの状態に合わせて適切な治療法が選択されます。ここからは、胃がんの主な治療法とその特徴について解説します。

主な胃がんの治療法

胃がんの治療には、いくつかの標準的なアプローチがあります。主なものは「手術」「化学療法(抗がん剤治療)」「放射線療法」です。

まず手術は、がんを直接取り除く治療法です。早期の胃がんであれば内視鏡を用いた切除(内視鏡的切除)が選択されることがあります。進行がんの場合は、胃の一部または全体を外科的に切除する手術が行われます。

化学療法(抗がん剤治療)は、薬剤を用いてがん細胞の増殖を抑える方法です。手術前に腫瘍を小さくする目的や、術後に再発リスクを下げる目的、あるいは進行がんに対する治療として用いられます。

放射線療法は、放射線を照射してがん細胞を攻撃する治療法です。胃がんにおいては、手術や化学療法を補助する目的で用いられるケースが多いです。食べられない・痛みがあるといった症状のある患者さんに対して、症状緩和を目的とする場合に放射線療法が行われることもあります。

これらの治療法は単独で行われる場合もありますが、複数を組み合わせて総合的な治療が計画されることが多いです。患者さんの体力や希望も考慮し、医師とよく相談しながら治療方針を決めていきます。

治療法選択の考え方

胃がんの治療方針は、がんの進行度(ステージ)だけではなく、患者さんの年齢や全身の健康状態、持病や合併症の有無など、さまざまな要素を考慮して決まります。例えば高齢の方や体力が落ちている方に対しては、体への負担が少ない治療が選ばれることもあります。

また、治療の目的(根治を目指すのか、症状を緩和するのか)や生活の質(QOL)も重要な判断材料です。こうした判断は医師の専門的な意見をもとに行われますが、患者さんご本人やご家族が納得した上で治療を選ぶことが大切です。

治療法ごとの特徴やリスク、期待できる効果について十分な説明を受け、不安な点は遠慮なく相談しましょう。納得して治療に臨むことで、治療中の不安や負担も軽減されます。

免疫の力でがんと闘う「免疫細胞治療」という選択肢

標準的な治療法に加えて、近年は患者さん自身の免疫力を高め、がんと闘う「免疫細胞治療」も選択肢の一つとして注目されています。

免疫細胞治療とは?

免疫細胞治療とは、標準治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)とは異なり、患者さんご自身の免疫細胞を活性化させ、がん細胞を攻撃させる治療法です。

具体的には、患者さんの血液から免疫細胞(単球やT細胞など)を取り出し、体外で人工的に活性化・増殖させた上で、再び体内に戻します。これにより、元々体に備わっている免疫の力を高め、がん細胞を攻撃する働きを強化します。

治療の流れは、まず採血で免疫細胞を採取し、専用の施設で加工・培養します。その後、準備が整った細胞を点滴などで患者さんの体内に投与。この流れを数回繰り返します。

免疫細胞治療は比較的体への負担が少なく、副作用のリスクが抑えられる点が特徴です。また全身に広がってしまったがんにも適応します。そのため、他の治療と併用されることも多いです。

がん治療における免疫細胞治療の可能性

免疫細胞治療は、がん治療の有望な補助的治療法としても期待されています。活性化された免疫細胞ががん細胞を直接攻撃することで、がんの縮小や再発予防につながる可能性があるとされています。

特に、標準治療だけでは十分な効果が得られにくい場合や、再発を繰り返している場合、標準治療が難しい場合の患者さんに対する選択肢の一つになるでしょう。

また、免疫細胞治療はがんの再発リスクを低下させる効果も期待されており、手術や抗がん剤治療の終了後の補助療法として用いられるケースもあります。

従来の治療法との違いや併用について

免疫細胞治療は、手術や抗がん剤治療、放射線治療といった従来の治療法とは異なるアプローチです。大きな特徴は、患者さんご自身の免疫の力を活用する点にあります。

一般的に、免疫細胞治療は比較的体への負担が軽く、強い副作用が出にくい傾向があります。そのため、高齢者の方や体力が低下している方も治療を受けやすいです。

これに対して抗がん剤治療などはがん細胞を直接攻撃する反面、正常な細胞にも影響を及ぼすことがあるため、副作用が起こりやすいのが課題です。

それぞれの治療法の特性を理解し、医師と相談しながら適切な組み合わせを選んでいくことが大切です。

免疫細胞治療を検討する際の注意点

免疫細胞治療は自由診療として提供されている治療法です。そのため、治療を希望する場合は、専門の医療機関で詳しい説明を受けることが必要です。患者さんごとにがんの進行度や体の状態は異なるため、自身の病状に適した治療法なのかや治療方針、費用はどのくらいなのかなどを医師と十分に相談した上で慎重に判断しましょう。

また、免疫細胞治療では、一律の方法ではなく患者さん一人ひとりに合わせた治療計画が重要です。分からない点や不安な点は、遠慮せず医師に確認するようにしましょう。

まとめ

胃がんは初期段階では自覚症状が少なく、日常の体調変化に気付きにくいことが多い病気です。進行に伴って症状は増えてくる傾向にありますが、その頃には治療の選択肢が限られてしまう場合もあるため、早期発見することが非常に重要です。普段からご自身の体調を観察し、定期的な検診を受けることが、早期発見・早期治療につながります。

なお、気になる症状がある場合は、自己判断せずに早めに医療機関を受診しましょう。胃がん治療には手術・抗がん剤治療・放射線治療などの標準的な方法に加えて、新たな治療の選択肢として「免疫細胞治療」も注目されています。

瀬田クリニック東京では、患者さんご自身の免疫細胞を活性化させ、がんに対する免疫力を高める「免疫細胞治療」を専門に行っています。進行がんや再発予防の目的、または標準治療後の補助的な治療としても取り入れられています。治療はお一人おひとりのがん細胞の性質や免疫の状態などに合わせて計画され、患者さんが納得した上で進行可能です。

胃がん予防や免疫細胞治療に関心がある方は、まずは一度、瀬田クリニック東京にご相談ください。経験豊富ながん治療のエキスパートと相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが大切です。

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