ご予約・お問合せ 平日10:00~17:00
お電話03-5280-0086

>資料請求はこちら

>アクセスマップ

メニュー
メールフォームはこちら
資料請求
お電話でのご連絡はこちら
03-5280-0086 受付時間 平日10:00~17:00

×閉じる

子宮頸がんに初期症状はある?発症の原因や予防方法・治療法を解説

投稿日:2025年8月22日

更新日:2025年8月22日

子宮頸がんは、子宮の入り口付近(子宮頸部)にできるがんで、20代や30代でも発症することが特徴です。発症すると、妊娠や出産を考える大切な時期に影響を及ぼす可能性もあります。

しかし、早い段階で見つかれば、子宮を残したまま治療できる可能性も高まります。そのため、子宮頸がんについて正しく知り、予防することがとても大切です。

本記事では、子宮頸がんの症状や原因、予防方法、そして治療法について、分かりやすく解説していきます。

無料

資料請求・お問合せ
当院の免疫療法に関するパンフレットを無料でお届けします。医師が免疫療法のよくある質問にお答えする小冊子付き。
詳しくはお電話やフォームからお申込みください。
メールフォームはこちら
資料請求
お電話でのご連絡はこちら
03-5280-0086 受付時間 平日10:00~17:00

【基礎知識】子宮頸がんとは

子宮頸がんは、女性にある臓器「子宮」の中でも子宮頸部に発症するがんです。子宮頸部は子宮の下方、膣につながる部分を指します。先に子宮の構造や役割、子宮頸部の位置を解説した後、子宮頸がんの基礎知識を紹介します。

子宮の構造と役割

子宮は女性にのみ存在し、骨盤に守られるように位置している臓器です。胎児を育てる役割や、出産時に胎児を押し出す役割があり、妊娠・出産に大きく関わっています。筋肉でできていて、洋ナシを逆さまにしたような形をしています。通常は鶏卵くらいの大きさで、妊娠すると20~30倍まで大きくなるほど柔軟性に富んだ臓器です。

子宮は、卵管や卵巣とつながる「子宮体部」と、膣につながる「子宮頸部」に分かれており、子宮頸がんは子宮頸部に生じるがんです。

子宮頸がんの罹患数と発症年齢

子宮がんは女性が発症するがんの中でも5番目に多いがんです。2020年のデータでは子宮頸がんが約1万300人、子宮体がんは約1万7,000人が罹患しています。なお、上皮内がんも含めると子宮頸がんの罹患数は約3万2,000人となり、発症数が子宮体がんを上回ります(※1)。

日本で毎年約1万人が新たに子宮頸がんと診断されます。また一般的ながんは50歳以降から増加する一方、子宮頸がん(上皮内がんを含む)の約38%が20~30代で発症しています。発症年齢のピークが低く、ちょうど女性の妊娠・出産時期と重なることから、妊娠時に発覚し妊娠継続ができなかったり、出産後に子どもを残したまま命を落としたりするケースもあります(※2)。

※1参考:公益財団法人 日本対がん協会.「がんの部位別統計」.
https://www.jcancer.jp/about_cancer_and_knowledge/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E9%83%A8%E4%BD%8D%E5%88%A5%E7%B5%B1%E8%A8%88 ,(参照2025-04-03).

※2参考:もっと知りたい子宮頸がん予防.「子宮頸がんってどんな病気?」.
https://www.shikyukeigan-yobo.jp/disease/ ,(参照2025-04-03).

子宮頸がんの種類

子宮頸がんは扁平上皮がんと腺がんに分かれます。

扁平上皮がんは臓器の内側の粘膜に発生し、子宮頸がん全体の約8割を占めるがんです。扁平上皮がんはがんになる前の状態があり、CIN1、CIN2、CIN3(上皮内がんを含む)と進行した後、扁平上皮がんを発症します。早期発見により治療がしやすく予後も順調ながんです。

腺がんは、分泌を担う腺組織から生じるがんで、子宮頸がん全体の約2割を占めます。がんの前段階はAISといい、扁平上皮がんに比べ発見が難しく、初期から転移が起こることもあります。早期発見・治療が難しいがんです。

子宮頸がんのステージ

子宮頸がんの進行度は状態により病期(ステージ)で区分されます。概要は以下の通りです。

ステージ 子宮頸がんの状態
ステージ1 がんが子宮頸部内にとどまっている状態。なお、浸潤は考慮しない
ステージ2 がんが子宮頸部を越えて広がっているものの、以下に達していない状態
  • ●膣壁下3分の1
  • ●骨盤壁
ステージ3 がんが以下の状態になっているか、これらが同時に起こっているもの
  • ●浸潤が膣壁下3分の1に達する
  • ●浸潤が骨盤壁に達する
  • ●水腎症や無機能腎の原因になっている
  • ●骨盤リンパ節や傍大動脈リンパ節に転移している
ステージ4 がんが膀胱か直腸の粘膜に浸潤しているもの、恥骨と仙骨の間の空間を越えて広がっているもの

浸潤とはがんが周囲の組織に広がることです。転移とは血液やリンパ液に乗り、最初に発生した場所とは別の臓器や器官でがんが増殖している状態です。

子宮は前側に膀胱、後ろ側に直腸があるため、浸潤するとこれらの臓器に広がることがあります。また骨盤内にはリンパ節があるため、肺など離れた臓器に転移する場合もあります。

子宮頸がんの主な原因

子宮頸がんの多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因で発症します。ただし、HPVが原因でない子宮頸がんもあります。

ここからは、HPVとはどのようなウイルスなのか概要を解説します。

※参考:もっと知りたい子宮頸がん予防.「子宮頸がんの原因ってなに?」.
https://www.shikyukeigan-yobo.jp/causes/,(参照2025-04-03).

HPVの感染

HPVとは「Human Papillomavirus」の略称で、日本での呼称は「ヒトパピローマウイルス」や「ヒト乳頭腫ウイルス」です。世界中に存在するごくありふれたウイルスで、皮膚や粘膜にできた傷から感染します。主な感染経路は性行為で、性交渉の経験がある男女の場合、女性で約8割、男性で約9割の人が一生に一度は感染するとされています。

HPVの種類

HPVと一口にいっても、200種類以上のタイプ(遺伝型)があり、このうちがんの原因となる「高リスクHPV」はわずかで、ほとんどが原因とならない「低リスクHPV」です。

なお、HPVは子宮頸がんだけではなく、以下のようなさまざまながんや病気の原因となります。

がん・病気の種類 HPVのタイプ
子宮頸がん 16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型(うち、16型と18型が7割)
尖圭コンジローマ 6型、11型
咽頭がん 16型
外陰、膣、肛門、陰茎のがん 16型と18型

HPVはがんを引き起こさない型もあり、代表的なものが6型と11型です。ただし、がんを引き起こさない型の中には、良性腫瘍(いぼ)が生じるものもあるため、感染しても問題がないわけではありません。

HPVの発症数

HPVは感染しても、多くの場合は自身の免疫の力で自然に排出されます。ウイルスは数年以内に排出され、その間、病的な症状が出ることもありません。これは低リスクHPVだけではなく、高リスクHPVについても同様です。

しかし、10人に1人程度の割合でHPVが自然に排出されず、長期にわたり感染が続くことがあります。子宮頸がんは長期感染の結果、子宮頸部の一部の細胞に異常が生じ、がんに発展して発症すると考えられています。

子宮頸がんは免疫が正常に機能する女性の場合、最初にHPVに感染してから十数年~数十年かけて発症する点が特徴です。なお、別の病気にかかっており治療をしていない場合、数年程度で発症するなど、さらに進行速度が速くなることもあります。

他の危険因子

子宮頸がんはHPVの感染が主原因ではあるものの、発症の要因(危険因子)には以下も含まれます。

  • ●最初の性交渉時の年齢
  • ●性交渉のパートナーの人数
  • ●免疫不全
  • ●喫煙状況

HPV感染を防ぐためにはHPVワクチンが有効であり、ワクチンは感染する前に接種することが効果的です。そのため、ワクチンを接種する前の若い年齢で性交渉を経験すると、HPVに感染するリスクが高まります。また性交渉のパートナーが多いほど、感染の機会が増えるためリスクは上がります。

HIV(エイズウイルス)に感染しているなど、免疫不全あるいは体の免疫力が低下している状態も危険因子の一つです。HPVに感染しやすくなったり、感染が長引きやすくなったり、がんが発症・進行しやすくなるといわれています。

喫煙状況にも注意が必要です。たばこに含まれる物質がHPVに感染しやすくするだけではなく、細胞ががん化するのを助けたり、がん細胞が増えるのを促したりすると考えられています。

子宮頸がんの主な予防方法

子宮頸がんはHPVワクチン接種と子宮頸がん検診の2つの有効な予防方法が確立されています。それぞれ解説します。

HPVワクチン接種

HPVワクチンは、子宮頸がんの発症と関係が深いHPV16型と18型の感染を予防できるものです。しかし、既に感染してしまったHPVを排除することはできないため、性交渉の開始前の接種が特に重要です(※)。

※参考:厚生労働省.「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」.
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html,(参照2025-04-03).

対象者

日本のHPVワクチンの接種対象者は、小学校6年生~高校1年生相当の女性です。接種時は保護者の同意が必要です。

また以下に当てはまり、HPVワクチンが足りないなどの理由で接種を逃していた人は、所定の期間まで公費で接種を受けられます。(キャッチアップ接種)

  • ●対象者
    平成9年度~平成20年度生まれの女性(誕生日が1997年4月2日~2009年4月1日)
  • ●接種期間
    2026年3月末まで
    (ただし、2025年3月末までにHPVワクチン1回以上接種した者に限る)

詳しくは厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種について」をご確認ください。

なお、自費であれば、上記の対象年齢や性別以外の人でも接種できるワクチンもあります。

※参考:厚生労働省.「HPVワクチンについて知ってください~あなたと関係のある“がん”があります~」p3.
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901219.pdf ,(参照2025-04-02).

接種機関

産婦人科、小児科、内科などで接種できます。詳しくは各自治体の窓口で確認してください。

接種回数・スケジュール

HPVワクチンの接種回数やスケジュールは、ワクチンの種類により以下のように異なります(※)。

シルガード9
  • ●15歳になる以前に1回目を接種したときは、6カ月後に2回目を接種する
  • ●15歳を過ぎてから1回目を接種したときは、2カ月後に2回目、6カ月後に3回目を接種する
ガーダシル
  • ●1回目の接種後、2カ月後に2回目、6カ月後に3回目を接種する
サーバリックス
  • ●1回目の接種後、1カ月後に2回目、6カ月後に3回目を接種する

※参考:厚生労働省.「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」p4.
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901219.pdf ,(参照2025-04-03).

費用

HPVワクチンの対象者は助成があるため、原則自己負担なしで接種できます。自費で接種するときの費用目安は以下の通りです(※)。

ワクチンの種類・接種回数 費用
サーバリックス 3回接種 4~5万円
ガーダシル 3回接種 4~5万円
シルガード9 3回接種 8~10万円
シルガード9 2回接種 5~7万円

※参考:厚生労働省.「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」p4.
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901219.pdf ,(参照2025-04-03).

副作用

接種直後は、注射を打った部分が腫れたり、熱が出たりするケースがあります。またまれに重いアレルギー症状などの副作用が生じることがあります。

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診では子宮頸部の細胞を採取し、がんになる前の「前がん病変」が生じていないか検査します。仮にHPVワクチンを接種していても、全ての子宮頸がんを防げるわけではないため、子宮頸がん検診と合わせ、早期発見・早期治療に努めることが大切です。

対象者は20歳以上の女性で、2年に1度の定期検診が推奨されています。市区町村や健康保険組合では、各種助成事業を行っているため、少ない自己負担額で受けられることが多いです。

子宮頸がん検診は産婦人科などで受けられるものの、市区町村の発行するクーポン券を利用するときは、事前申し込みが必要なことが多いため確認しましょう。

検査は細胞診またはHPV検査となり、方法は医師が専用のブラシやヘラで子宮の入り口(子宮頸部)をこすって、細胞を採取します。検査結果は1~2週間ほどで届き、「要精密検査」などと書かれているときは検査を受けた医療機関に確認しましょう。

子宮頸がんの主な症状

子宮頸がんは初期症状がほとんどありません。進行後には生理日以外の出血などの症状が表れるため、自覚症状があったときは早めに医療機関を受診しましょう(※)。

※参考:もっと知りたい子宮頸がん予防.「子宮頸がんの症状とは?」.
https://www.shikyukeigan-yobo.jp/symptoms/ ,(参照2025-04-03).

初期症状

子宮頸がんは、がんが粘膜内にとどまっている初期に自覚できる症状はほとんどありません。子宮頸がんは進行がんであり、がんが広がったり、大きくなったりする状態になって初めて自覚症状が現れるためです。がんになる前の状態(異形成)の期間が数年程度と長く、その間、自覚できる症状が表れません。

進行後の症状

子宮頸がんが進行すると以下のような症状が現れます。

  • ●性交時の痛みや出血
  • ●月経(生理)以外のときの出血(不正出血)
  • ●膣内の不快感
  • ●おりものの異変
    (血が混ざる、濃い茶色になる、膿が混ざる、水っぽくなる、粘液が混ざるなど)

おりものはごく初期のがんの時期は血が混ざったり、黄色っぽくなったりします。がんが進行し大きくなったり、広がったりすると、ピンクや濃い茶色、暗褐色など、明確に出血していると分かりやすくなります。

さらに進行した後の症状

子宮頸がんが進行し、浸潤や転移が進んだときの症状は以下の通りです。

  • ●下腹部の痛み
  • ●腰痛・骨盤の痛み
  • ●背中や足の痛み
  • ●便や尿に血が混ざる
  • ●片足だけ腫れる
  • ●疲労感の増加
  • ●体重減少
  • ●食欲不振

なお、転移が進み別の臓器でがんが大きくなっているときは、それぞれの臓器に応じた症状が現れることもあります。

子宮頸がんの検査方法と確定診断

子宮頸がんの疑いがあるときは、先に細胞診やハイリスクHPV検査を行い、コルポスコピーや組織診を行います。結果として、子宮頸がんが見つかったときは、触診や直腸診、画像検査などを行いがんの広がりや大きさなどからステージを決定します。

細胞診・ハイリスクHPV検査

細胞診やハイリスクHPV検査は、子宮頸がん検診と同様に子宮の入り口付近の細胞を採取して実施します。細胞診は、細胞を色素で染め、顕微鏡で観察しがんの前段階の細胞を含め観察する検査です。ハイリスクHPV検査では、採取した細胞がHPVに感染しているかを確認します。

コルポスコピー・組織診

細胞診で子宮頸がんの疑いがあるときは、コルポスコピー(膣拡大鏡診)と組織診を行います。コルポスコピーとは、膣拡大鏡(コルポスコープ)と呼ばれる顕微鏡に似た機械を使い、子宮頸部や膣の細胞を直接観察し状態を確認する検査です。

観察の結果は正常・浸潤がん・評価不能などに分類します。またがんが疑われる部位があれば、その部分の細胞を採取して検査する組織診を行います。

触診・直腸診

がんの疑いがあるときは、浸潤の有無を調べるために医師が触診と直腸診を行います。触診では膣内に指を入れ、もう一方の手を下腹部に当て、両手で挟み込むようにして子宮や卵巣の大きさや硬さを調べます。また直腸診は肛門に指を入れて、直腸周辺に異常がないかを確認する検査です。

進行度の診断

検査の結果、子宮頸がんが確定したときは、がんの大きさや浸潤・転移の有無など進行度を調べるための検査を実施します。なお、どのような検査を行うかは、がんの状態により異なります。代表的な検査は以下の通りです。

検査名 概要
エコー検査 超音波が出る機械を膣内やお腹の上から当てて画像を撮り、がんの状態を検査する
CT検査 X線を使って体の内部を断面状の画像にし、転移などを確認する
MRI検査 磁力を使い体の内部の状況を断面画像にして、転移などがないかを確認する
PET検査 放射性の薬剤を静脈から注射して、専用のカメラで全身の画像を撮り、転移の有無や場所を確認する検査
内視鏡検査 膀胱や直腸にがんが広がっている可能性があるときに、尿道や肛門から内視鏡を挿入し内部を確認する

子宮頸がんの治療方法

子宮頸がんの治療方法には手術療法、放射線療法、化学療法、免疫療法があり、これらを単独、または組み合わせて行います。

治療方法 内容
手術療法 外科手術でがんと周囲の細胞を切除する方法です。上皮内がんのようなごく初期であれば子宮頸部の一部を切り取る「円錐切除術」が選択できます。一方、がんが進行していると子宮の全部、または一部の切除が必要になることもあります。
放射線療法 放射線をがん細胞に照射し破壊する方法です。がんの治療だけではなく、手術の前にがんを小さくしたり、痛みの緩和のために行ったりすることもあります。なお、放射線治療をすると卵巣の機能が低下する可能性があります。
化学療法 薬物療法ともいい、子宮頸がんでは遠隔に転移した進行がんの治療や、再発したがんの治療の際に実施します。放射線療法と組み合わせて効果を高める「化学放射線療法」もあります。
免疫療法 細菌やウイルスなどの異物を排除し、体を守る“免疫”の機能を応用した治療方法です。副作用が少ない、全身のがんに作用する、初期から進行期のがんまで適応できるなどのメリットがあります。免疫療法にもいくつか種類があります。

治療方法はステージにより異なる

子宮頸がんでどのような治療方法を選択するのかは、がんのステージや患者さんの年齢、治療後に妊娠を希望するかにより異なります。なお、同じステージであっても、がんの大きさや、浸潤・転移の有無により、治療方法は異なるため注意しましょう。

例えば、手術が可能なステージ1~ステージ3のがんの場合。将来、妊娠を希望するのであれば「子宮頸部円錐切除術」や子宮体部と卵巣を残す「広汎子宮頸部摘出術」が検討されます。一方、子宮の温存を希望しないときは、がんを切除するために「子宮全摘出術」の選択も可能です。

ステージ3の一部やステージ4など、がんが子宮を越えて浸潤・転移している場合は手術をせず、放射線治療や化学療法を単独、または組み合わせて行います。

子宮頸がん治療における免疫細胞治療の役割

免疫細胞治療は免疫療法の一つです。患者さん自身の免疫細胞を血液から取り出し、人工的に数を増やしたり効率よくがんを攻撃するよう教育してから体内に戻します。

免疫細胞治療では、患者さん自身の細胞を使うため、副作用が表れにくくなります。また、全身のがんに作用し、効果が長期持続するため再発防止に役立つ点も特徴です。

手術療法・放射線療法・化学療法の三大療法と組み合わせることも可能で、これらの治療効果の向上も期待できます。ほとんどのがんに適応できるため、子宮頸がんの治療の選択肢にもできます。

まとめ:子宮頸がんは予防と早期治療で治癒が期待できます

子宮頸がんは、主な原因であるHPVへの感染をワクチンで予防できまた、がんになる前の段階や初期のがんを検診で見つけることができる、予防と早期発見が非常に有効ながんです。進行は比較的ゆっくりであることが多いですが、初期には症状がないため、自分では気付きにくい病気でもあります。

もしがんが見つかった場合でも、早い段階であれば子宮を残したまま治療できる可能性が高まります。治療法は、がんの進行度やご自身の状況、将来の希望(妊娠など)によってさまざまです。どのような治療を選択するかは、ご自身の人生にとって非常に重要な決断となるため、医師と十分に話し合い、納得のいく方法を選ぶことが大切です。

子宮頸がんについて正しく理解し、予防のためのワクチン接種や定期的な検診を心掛けましょう。

がん免疫療法専門医療機関 瀬田クリニック東京では、免疫細胞治療を行っています。進行したがんの治療に役立てたい、副作用に悩まず治療を進めたいとお考えの方は、当院までご相談ください。

瀬田クリニック東京について

オンラインセミナー がん免疫細胞治療説明会オンラインセミナー がん免疫細胞治療説明会

無料

資料請求・お問合せ
当院の免疫療法に関するパンフレットを無料でお届けします。医師が免疫療法のよくある質問にお答えする小冊子付き。
詳しくはお電話やフォームからお申込みください。
メールフォームはこちら
資料請求
お電話でのご連絡はこちら
03-5280-0086 受付時間 平日10:00~17:00

このページの先頭へ

 
このページの先頭へ

×閉じる

オンラインがん免疫療法説明会【参加無料】
×閉じる
オンラインがん免疫療法説明会【参加無料】