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がん細胞が嫌う食べ物・生活習慣とは?がんに対応するための具体的なポイントを解説

投稿日:2025年6月6日

更新日:2025年6月6日

日本人の2人に1人が一生のうちにがんと診断されるほど、がんは私たちにとって身近な病気の一つです(※1)。年代によって罹患率は異なるものの、早期発見できれば8~9割の人が治癒できる可能性が高いといわれています(※2)。そのためがんの正しい知識を身に着けて、予防・早期発見のためのアクションを起こすことが大切です。

本記事ではがん細胞が嫌う食べ物や生活習慣について解説します。毎日の食事や生活を見直して、がん細胞が嫌う環境を作り発生や進行を食い止めましょう。

※1 参考:がん情報サービス.「最新がん統計」.
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html ,(参照2025-02-22).

※2 参考:政府広報オンライン.「生活習慣病の予防と早期発見のために がん検診&特定健診・特定保健指導の受診を!」.
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201402/1.html#fourthSection ,(参照2025-02-22).

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がんの基礎知識

まずはがんについて基本的な特性を理解しましょう。

そもそも私たちの体は無数の細胞の集合体です。その数は60兆個ともいわれています。がんは、一つの細胞内にある遺伝子に傷が付いて正しく働くための設計図が壊れてしまうことで、がん化してしまうのです。傷が付いた遺伝子は、細胞がコントロールできない状態に陥ってしまっており無秩序に増え続けます。

がん細胞が発生する要因は喫煙や飲酒、化学物質、ウイルス感染などです。そのため、日々の生活を見直してこれらの要因を極力少なくすることが重要です。詳しい方法は後述します。

【食生活編】がん細胞が嫌う食べ物・好む食べ物とは?

食生活は私たちの健康に大きな影響を与える要因の一つで、がんも例外ではありません。特定の食べ物は、がん予防や増殖を抑える効果が期待できるため、積極的に献立に加えましょう。またがん細胞が好む食べ物は、なるべく食べることを控えるのが望ましいです。

がん細胞が嫌う食べ物リスト

がん細胞が嫌う食べ物は以下の通りです。

区分 含まれる栄養素 食材 期待される効果
野菜・
果物
βカロテン にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、みかんなど 体内でビタミンAに代わり免疫力を高める。肺がん予防に効果が期待できる
セレン ニンニク、ネギなど がん化要因の過酸化脂質を分解する
アリシン ニンニク、にら、ラッキョウ ビタミンB1と結合してクエン酸回路に働きかける
食物繊維 きのこ、たけのこ、ごぼう、レタスなど 腸内環境を整えて、免疫力を高める。大腸がん予防に効果が期待できる
スルフォラファン カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツなど 発がん性物質を解毒する効果が期待できる
イソチオシアネート キャベツ、大根、小松菜など 発がんを抑制する。食道がん予防に効果が期待できる
海藻類 フコイダン もずく、めかぶ、昆布など 抗がん作用や抗腫瘍、抗アレルギー効果が期待できる
穀物類 ビタミン(特にB1,B2,B6) 全粒粉のパン、パスタ、シリアルなど ブドウ糖をエネルギーに変換する
ミネラル 全身に酸素を運ぶヘモグロビンを補う

野菜や果物に関してはここでは紹介しきれないほど、さまざまな栄養素や食材ががん予防に効果があると期待されています。アメリカで1990年代に発表された「デザイナーフーズ・ピラミッド(※)」を見ると、がん予防に効果的な40種類の食品を重要度の高い順に並べています。ピラミッドの上に位置する食材を優先的に食事で取るようにすれば、がん細胞が嫌がる食卓が出来上がるでしょう。

※参考:健康長寿ネット.「がん予防のための食事とは」.
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/yobou-gan-shokuji.html ,(参照2025-02-22).

がん細胞が好む食べ物リスト

次にがんが好む食材リストをご紹介します。ここで触れているものは、少し食べる量を減らすといった工夫をしましょう。

まずは赤身肉や加工肉です。牛肉や豚肉、ソーセージやハムなどが該当します。これらは脂質が高いので、がんだけでなく心疾患のリスクも高めてしまいます。たんぱく質は細胞の産生に不可欠なので、1日の摂取量を70g程度(うち動物性は40g程度)にするのが望ましいです(※1)。

次にアルコールもがんが好む飲み物です。アルコールは少量であれば、リラックス効果も期待できますが、過度の摂取は食道がんや乳がん、大腸がん、肝臓がんのリスクを高めてしまいます。禁酒が難しい場合は、休刊日を意識して作るようにしましょう。

塩蔵食品もがんが好む食べ物です。塩蔵食品とは、塩漬けにして保存している食材のことで、いくらや塩辛、塩鮭などが該当します。塩分を取り過ぎると胃がんのリスクが高まるだけでなく、高血圧や脳卒中といった重篤な病気のリスクも高めます。こちらも1日の摂取量である6g未満を意識しましょう(※2)。

※1 参考:厚生労働省.「令和5年   国民健康・栄養調査結果の概要」.
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf ,(参照2025-02-22).

※2 参考:厚生労働省.「「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書」.
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html ,(参照2025-02-22).

がんを遠ざける食事のポイント

バランスが取れた食事と一口にいっても、具体的にどのような食事なのかが分からない方も多いでしょう。イメージしやすいのはご飯など穀物の「主食」、肉や魚といったたんぱく質主体の「主菜」、野菜やきのこ、海藻類で作った「副菜」や「汁物」で構成された和定食です。お皿の大きさでおおよその摂取量が分かるようにしておけば、毎食きっちり測る必要もありません。

また1日の総カロリーを意識して量を調節すれば、がんを遠ざける食事の出来上がりです。先述した栄養素が不足している場合は、サプリメントなどで補うのも良いでしょう。

【生活習慣編】がん細胞が嫌うライフスタイル

食生活だけでなく生活習慣にもがん細胞が嫌うポイントがあります。こちらも実践することで、がんだけでなく他の疾患を予防することにもつながるので、ぜひ実践してみてください。

適度な運動

適度な運動は、免疫細胞の一つ・自然免疫のうちNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる効果が期待できます。また運動によって血流がスムーズになるので、免疫細胞が全身をパトロールしやすくなります。病原体やウイルスを見つけても素早く発見・攻撃できるので、免疫力が高まりやすくなるでしょう。

適度な運動とは年齢や運動習慣によって異なりますが、少し息が弾むくらいのスピードでウオーキングを1日合計30分行う程度の強度で問題ありません。毎日コツコツ継続することが大切なので、ウオーキングの時間が取れない人は、ラジオ体操やストレッチをしたり家事や育児で小まめに動いたり、エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を利用したりといった方法を生活に取り入れてみましょう。

禁煙、節酒

たばこには約70種類もの発がん性物質が含まれており、がんとの関連性が医学的に証明されています。喫煙者がなりやすいがんは、口腔・咽頭がんや食道がん、肺がん、肝臓がんなどです。また、狭心症や心筋梗塞、脳卒中といった病気のリスクも高めます。

非喫煙者でも、たばこの煙を吸い込む受動喫煙によって、がんのリスクが高まってしまいます。こちらも心疾患や脳卒中といった病気のリスクが高まってしまうので、注意が必要です。患者さん自身や周りのご家族の健康のためにも、禁煙に取り組みましょう。

飲酒もがんとの関連性が医学的に認められています。特にアルコールに含まれるエタノールと代謝物であるアセトアルデヒドは発がん性があるので、食道がんの発生リスクを高めます。

飲酒量を減らすことでがんの発症を防げる研究結果も出ているので、休肝日を設けたり1日に飲む量を純アルコール量20g以下に抑えたりしましょう。純アルコール量20gの目安は以下の通りです。

  • ●ビール(5%):中びん(500ml)1本
  • ●チューハイ(7%):350ml缶 1缶
  • ●ワイン(12%):200mlグラス 2杯

※参考:減酒.jp.「飲酒量と健康リスクの関係」.
https://gen-shu.jp/risks-associated-with-alcohol/ ,(参照2025-02-22).

質の高い睡眠

就寝後、体内では成長ホルモンが分泌されてNK細胞が活発化します。体の修復や回復を行ったり代謝を促したりするので、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。

また質の高い睡眠にすることも重要で、海外の研究では睡眠効率が高い人ほど風邪をひきにくいことが分かっています(※)。これは免疫細胞の一つである獲得免疫のB細胞が、病原体の毒性を弱めるための抗体を作る機能と睡眠の質が深く関わっていることが理由であると考えられています。

長く質の良い睡眠を取るには、体内時計を整えることが重要です。朝はなるべく同じ時間に起床し、必ず朝日を浴びましょう。日中は適度に体を動かし、夜もなるべく同じ時間に就寝するのがポイントです。24時間のリズムに合わせて免疫や代謝、ホルモンも分泌されるので、免疫力が高まりがんが嫌がる生活スタイルに近づけられます。

ストレスの軽減

ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは免疫細胞のうち、NK細胞の働きを抑制してしまうので、免疫力が低下してがん細胞が好む体内環境になってしまいます。

ストレスを自覚したら、適度な運動をしたり趣味に没頭したりして、リラックスできる時間を確保しましょう。まとまった時間が取れない人は、5~10分で良いのでお気に入りの動画や番組を見てよく笑う時間を作ってください。笑うことはコルチゾールの分泌を抑制して、抗体の一種であるIgAを増加させられるので、おすすめです。

がんの治療方法とは?

がんと診断されたら、医師が患者さんの状態やがんの種類、大きさ、進行度に応じてさまざまな治療法を提案します。患者さんの意見を反映して治療方針を決定することもできるので、どのような方法があるのか、把握しておきましょう。

ここでは、代表的ながんの治療方法である外科治療と放射線治療、薬物療法、免疫療法の4つについてご紹介します。

外科治療

外科治療は、がんを直接取り除く手術を行う方法です。がん細胞は周囲の組織に広がったり、他の臓器に転移したりする可能性があるため、外科治療ではがんの周りの正常な臓器を含めてやや大きめに切除します。

がんの手術には、部位を直接目で見てがんを取り除く開腹手術や開胸手術と、5~12mm程度の小さな穴から内視鏡や鉗子を挿入してがんを取り除く腹腔場手術や胸腔鏡手術、ロボット支援術などがあります。

外科手術のメリットは、早期発見であればあるほど切除する範囲を狭められるので、予後が良くなりやすい点です。デメリットは、体にメスを入れるため術後の痛みや負担が大きい点です。場合によっては合併症が起こる可能性や、部位によっては食事や運動、排泄がこれまで通りに行えない可能性があります。

放射線治療

放射線治療とは、がんの部分に放射線を当てて細胞内DNAを切断し、がん細胞にダメージを与える方法です。がん細胞は増殖の力は強いものの、傷が付きやすくダメージを修復する機能が弱いため、放射線を繰り返し当てることで死滅します。

放射線の種類はX線や電子線、陽子線、重粒子線などがあり、病院の設備によって受けられる治療方法は異なります。

放射線治療のメリットは、手術ができない位置でも治療が可能であることと、通院治療ができる点です。陽子線や重粒子線は保険適用外でしたが、近年適用範囲の拡大に伴い、費用負担も軽減しつつあります。デメリットは、放射能の量によっては副作用が出る可能性がある点です。例えば、倦怠感や皮膚の炎症、発熱、嘔吐などがあります。また、がんの状態によっては放射線治療が適用できないケースもあります。

薬物療法

薬物療法は、薬の投与によってがんの進行を抑えたり症状を和らげたりする方法です。手術や放射線治療など、他の治療方法と組み合わせる場合もあります。用いる薬の種類はさまざまで、適用するがんの種類や攻撃方法が異なります。

療法 薬の種類 作用 代表的な薬
化学療法 細胞障害性抗がん薬 細胞の増殖を邪魔することでがん細胞を攻撃する アルキル化薬、代謝拮抗薬、抗生物質など
内分泌療法 内分泌療法薬 ホルモンの分泌や働きを阻害することで、がん細胞を攻撃する 血管新生阻害薬、抗HER2 抗体薬など
分子標的療法 分子標的薬 増殖に関わるたんぱく質や血管などを標的にしてがんを攻撃する チロシンキナーゼ阻害薬、mTOR阻害薬など

薬物療法のメリットは、体調やスケジュールを考慮して入院治療や外来治療を選択できる点です。また、特定の部位だけでなく体全体のがん細胞を一度に攻撃できる点もメリットの一つです。そのため外科治療後の再発防止や転移予防に、薬物療法を行うケースがあります。

デメリットは薬剤によって副作用が出る点です。化学療法の場合、吐き気や脱毛、疲労感、口内炎などがあり、内分泌療法の場合、ほてりや骨粗しょう症、血栓などが挙げられます。分子標的療法は、皮膚の乾燥や下痢、高血圧などの副作用があります。

薬物療法は複数回によって投薬を行うので、出る副作用によっては薬を変えたり心理的なケアを治療の一環で行ったりしましょう。

免疫療法

免疫療法は、私たちの体が持つ免疫力によってがん細胞を攻撃・排除する方法です。本来であれば、免疫細胞は体内でがん細胞を見つけ次第攻撃を仕掛けますが、免疫細胞が弱まったりがん細胞が免疫の働きにブレーキをかけたりすると、正常に機能しなくなってしまい、がん化が進んでしまいます。免疫療法ではこういった状態を改善し、免疫本来の機能を利用してがんを攻撃するのです。

免疫療法には、以下のような治療法があります。

種類 治療内容
免疫チェックポイント阻害剤 がん細胞による免疫の抑制をブロックする
免疫細胞治療 血液などから取り出した免疫細胞を培養・増殖させて体内に戻す
がんワクチン さまざまながんの抗原分子を人工的に合成し摂取、体内で抗体を作らせる
抗体医薬 がん細胞の表面にある分子に対する抗体を投与する
サイトカイン療法 細胞同士の情報伝達を行うサイトカインを投与し、免疫による攻撃を促す
免疫賦活剤 免疫機能を活性化させたり増強させたりする

免疫療法のメリットは、正常な細胞へのダメージが少ない点です。また薬物療法と同様に全身のがんを一度に攻撃できるので、がんの種類や部位、進行度に関わらず対応できます。

デメリットは、治療効果に個人差がある点です。また、一部の免疫チェックポイント阻害薬以外は保険診療の対象外である点も注意が必要です。他の治療方法と組み合わせられるので、医師に相談してみましょう。

がん治療の新しい選択肢として注目されている「免疫細胞治療」

免疫療法のうち、副作用が少なく他の治療法との併用も可能である「免疫細胞治療」が注目を集めています。

ここでは瀬田クリニック東京の施術を例に、免疫細胞治療の流れを見てみましょう。まず採取した血液などから、患者さん自身の免疫を取り出し、培養・増殖させます。その後、患者さんのがん細胞の情報を記憶させてから体内に戻します。がん細胞の記憶を頼りに、素早く腫瘍を見つけて、増殖した免疫細胞ががん細胞を攻撃する仕組みです。このサイクルを複数回繰り返して、効率的に免疫細胞による攻撃を促します。

免疫細胞治療のメリットは副作用がほとんどないことです。軽い発熱が生じる程度なので、仕事をしながら、子育てをしながら、趣味を続けながらなどとQOL(生活の質)を維持しながら治療を続けられます。

まとめ

がんの発症リスクを少しでも下げるには、がん細胞について正しい知識を持つことが重要です。本記事でご紹介した、がん細胞が嫌う食べ物や嫌う生活習慣を明日からの生活に反映できれば、体内の免疫力や自律神経、ホルモンバランスが整い、より健康的な体に近づきます。

がんは遺伝子に付いた傷によって生まれるので、いくら生活に気を付けていても発症リスクはゼロになりません。ただし万が一発症しても免疫力が高い状態を維持できれば、自然免疫や獲得免疫が素早くがん細胞を発見、攻撃・排除してくれます。

がん治療の一つである、免疫療法にご興味がある方は、瀬田クリニック東京がおすすめです。瀬田クリニック東京は、免疫細胞治療の専門クリニックとして20年以上の歴史と実績があります。患者さん自身の免疫細胞を活用した個別化医療(オーダーメード医療)を提供しているので、お気軽にお問い合わせください。

瀬田クリニック東京について

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