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医療の略語シリーズ③『PS』ってなに??
瀬田クリニック東京 コンシェルジュスタッフブログ

2021年3月22日

みなさま、こんにちは。
いつもクリニック通信をお読みいただきありがとうございます。
春の訪れとともに、花粉症がとても辛いスタッフEです。

今日は、久しぶりに医療の略語シリーズをお届けしたいと思います。
医療現場にいると、『PSは大丈夫?』『PSはどのくらい?』と言うことを耳にします。

PSの5段階の図

『PS(ピーエス)』とは、Performance Status(パフォーマンス・ステータス)の略で、患者さんの全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標です。
アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者さんに使われることが多いです。

PS 全身状態
0 まったく問題なく活動できる。発症前と同じ日常生活が制限なく行える。
1 肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての作業は行うことができる。例:軽い家事、事務作業
2 歩行可能で、自分の身のまわりのことはすべて可能だが、作業はできない。日中の50%以上はベッド外で過ごす。
3 限られた自分の身のまわりのことしかできない。日中の50%以上をベッドか椅子で過ごす。
4 まったく動けない。自分の身のまわりのことはまったくできない。完全にベッドか椅子で過ごす。

(国立がん研究センター用語集参照)

副作用のある化学療法などは、PSの良くない3以上の患者さんには行うことができない場合が多いです。免疫細胞治療は副作用が少なく全身状態が良くない方にも可能ですが、ただ、これまでの多くの研究からPSが免疫細胞治療の予後因子であることもわかっています。早い段階からの治療開始が望ましいですね。

当院の免疫細胞治療は外来通院です。副作用の少ない治療法ですが、患者さんのお身体の状態によっては、外来通院によって体への負担が大きくなることも考えられます。外来通院が可能な状態、車いすをご使用されている方など通院についてご質問がございましたら、どうぞご遠慮なくご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた次回のクリニック通信でお会いしましょう。

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