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本年もよろしくお願い申しあげます!
いまさら聞けない「PCR検査」「抗体検査」のちがいってなに??
瀬田クリニック東京 コンシェルジュスタッフブログ

2021年1月6日

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年もクリニック通信では、少しでもみなさまのためになる情報をお届けいたしますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、冬休み中に友人からこんな質問がありました。
『のどが痛い。熱はないけど、コロナだったらと思うと不安でしょうがない。PCR検査と抗体検査どちらをした方がいいかなぁ??』

この冬、みなさまの中でも、少し体力が落ちてだるさ、のどの痛みなどを感じてコロナかも?と不安になられた方もいらっしゃるかもしれません。また、熱がでてからではなく、なるべく早めに検査をして対処したいと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ご存知の方も多いかもしれませんが、新型コロナウィルスの検査法をご紹介したいと思います。

  目的 抗体を採取する部位 調べる対象 精度 時間
PCR検査 現在、感染しているのか 鼻、のどの粘膜、喀痰、唾液 ウィルスの遺伝子 感染者を正確に陽性と判定する
感度は7割
1時間~5時間
抗原検査 現在、感染しているのか 鼻、のどの粘膜、唾液 ウィルスに特有のタンパク質 PCR検査に劣る 30分~1時間
抗体検査 過去に感染したのか 血液 体内に入ったウィルスを認識する抗体 検査機器によってばらつきあり 1時間以内

著:後藤重則/『家族を守る免疫入門』1章新型コロナを抑えこむ「免疫」のすごい実力!参照

上の表からもわかるように、PCR検査や抗原検査は、いままさにウィルスをもっているかどうか調べるためのもので、すでに症状のある人、あるいは濃厚接触して感染の可能性がある人に行う検査といえます。抗体検査はウィルスに対して生じた免疫反応があるかどうか調べるためのもので、将来は麻疹、水痘、おたふくかぜのように、新型コロナウィルスも抗体検査が行われることになりそうです。

ということで、やはり今まさに症状や濃厚接触の可能性がある場合はPCR検査になりますね。また、新型コロナウィルスは無症状で感染している場合も多いので、同時に、抗体を持っているか調べておくことも必要だと思いました。

今年もまだこの状況は残念ながら続きそうですが、わたくしどもは患者様お一人おひとりにあった医療を丁寧に行いつつ、一層努力してまいります。また、自分が、自分の家族が受けたいと思う医療を提供していくことを基本として尽力いたします。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
どうか健やかに良い年になりますよう祈念いたします。

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