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「第17回日本再生医療学会総会」で、瀬田クリニックグループの医師ががん免疫細胞治療に関する研究内容を発表しました。

2018年4月17日

3月21日(祝)~23日(金)にかけて、再生医療に関する研究成果を発表する学術集会「第17回日本再生医療学会総会」が神奈川県・横浜市のパシフィコ横浜で開催されました(会長 鄭 雄一 東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 医学系研究科疾患生命工学センター)。瀬田クリニックグループの医師も参加し、がん免疫細胞治療に関する発表を行いましたので、今回は、その発表についてご紹介します。

第17回日本再生医療学会総会

今回の会場はパシフィコ横浜
スローガンは「産官学民の知の結集」

がんや心臓病、脊椎損傷などの難治性疾患の治療に劇的な進歩をもたらすと期待される「再生医療」。日本再生医療学会は「再生医療の進歩、発展および育成を図るとともに人類の健康増進と福祉の向上に寄与すること」を目的として2001年に設立された学会です。「革新的医療として再生医療を国民に安全に有効に迅速に届ける」ことを理念に、研究者や医師、企業関係者など現在会員数は5500名を超えています。(出典:日本再生医療学会WEBサイト)。
設立以来、年に一回の学術集会が開催され、今回は17回目の開催となります。本学会の開催中には、三日間で多くの講演やシンポジウムが開催され、再生医療に関心をもつ医師や研究者、企業担当者、行政関係者、そして患者さんなど様々な関係者が集まり、大変な盛り上がりを見せました。

「再生医療」とは、病気や事故・加齢などに伴って損傷あるいは機能低下した組織や臓器を、患者の体外で培養した細胞や組織を用いて修復再生し、機能を補完する医療のことを指します。瀬田クリニックグループなどで提供しているがん免疫療法(免疫細胞治療)もそうした再生医療の一つで、本学会でもがん免疫療法に関する様々な研究成果が発表されました。

最終日の23日(金)には、瀬田クリニックグループの医師3名が登壇し、がん免疫細胞治療に関する発表を行いました。

まず、後藤重則 瀬田クリニック東京院長からは、「自由診療による細胞療法 -免疫細胞療法評価グループによる大規模なリアルワールドデータの解析-」と題して瀬田クリニックグループで行われている免疫細胞治療の説明のほか、全国で免疫細胞治療を実施している医療機関との「多施設共同研究」の活動内容について紹介しました。複数の施設の医療現場から得られたデータ(リアルワールドデータ)を解析し、治療の科学的エビデンスの強化を図ると共に、その評価結果を厚労省に提出し情報公開に努めていることなどを報告しました。

また、神垣隆 臨床研究・治験センター長より、「エレクトロポレーション法を用いた腫瘍血管を標的としたmRNA-engineered T細胞療法の開発」と題して、一般的に知られているウイルスを用いる方法ではなく、細胞に電気刺激を与えるエレクトロポレーション技術を用いて遺伝子導入を行う“次世代”CAR-T療法の研究について発表がありました。先日も学術集会が行われた日本免疫治療学研究会(現:日本免疫治療学会)とのジョイント・シンポジウムの中で行われた本発表には、会場に入りきれないほどの聴講者が集まり、免疫治療への期待・関心の高さがうかがえました。

さらに、瀧本理修 瀬田クリニック新横浜院長からは、「固形腫瘍に対するγδT細胞療法の臨床的検討」の発表が行われました。がんを攻撃する免疫細胞には様々な種類がありますが、その中でも、ゾレドロン酸という薬剤を用いることにより効率的な培養が可能になった「γδT細胞(ガンマ・デルタT細胞)」に着目し、固形がんの131症例に対して同細胞を用いた治療を実施した結果を解析、発表しました。

瀬田クリニックグループでは、開院当時から実地医療と併せて研究活動を続けており、こういった場で積極的に研究成果を発表しています。今後も引き続き、最新の研究結果に関する情報発信を行い、がん免疫細胞治療の発展に貢献していきます。

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