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30代でがんにかかる確率は?兆候や予防線、治療法を解説

投稿日:2025年6月27日

更新日:2025年6月27日

「30代でがんになる確率は低いのではないか?」と思う方もいるかもしれません。しかし、データを見ると30代でがんに罹患したケースは存在しており、10代や20代と比べると罹患数は多いです。

がんを患う原因はいくつか考えられますが、生活習慣によってリスクが高まるケースもあります。また30代で発症するがんの多くは、早期発見できれば比較的治りやすいといわれています。そのためがんに対する正しい知識を持ち、予防と早期発見に努めることが重要です。

本記事では、30代でがんにかかる確率や、30代が気を付けたいがんの種類、予防法などを詳しく解説します。またがんになった場合の治療法も併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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30代のがん罹患率

2020年のデータによると、全部位(上皮内がんを含む)におけるがんの罹患数(新たにがんと診断された数)は、全体で105万5,728件です(※1)。そのうち30代は24,035件と、約1.5%を占めます。2020年10月1日時点での30代の総人口は1,421万3,000人(※2)であり、人口10万人当たりのがんの罹患数は169.1(小数点第二位以下切り捨て)です。

10代や20代と比較すると、10代のがん罹患数は1,510件、20代のがん罹患数は4,178件であり、30代になると罹患数の増え幅が大きくなっていることが分かります。

また30代の全部位におけるがんの罹患数を男女で比較すると、男性は4,620件、女性は19,415件となっています。女性の方が罹患数が多い理由は、女性特有のがんである子宮や子宮頸部のがんの罹患数が多いことが考えられます。次の節で、部位別の罹患数を見ていきましょう。

※1 参考:国立がん研究センターがん情報サービス.「がん統計」(全国がん登録).
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html#anchor2 ,(参照 2025-02-10).

※2 参考:e-Stat 政府統計の総合窓口.「人口推計 各年10月1日現在人口 令和2年国勢調査基準 統計表」.
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003448228 ,(参照 2025-02-10).

30代に多いがんの種類

30代のがん罹患数が多い部位を上から順に見てみると、乳房のがん罹患数が最も多く、次いで子宮、甲状腺の順となっています(※)。以下は、30代のがん罹患数が多い部位を、1位から5位まで並べた表です。

部位 30代のがん罹患数
子宮 10,286
乳房 3,946
大腸 1,789
甲状腺 1,521
卵巣 754

乳房や子宮だけではなく、甲状腺や大腸においてもがんが発症していることが分かります。男女共にがんの発症リスクはあるため、性別にかかわらず予防や早期発見に努めましょう。

※参考:国立がん研究センターがん情報サービス.「がん統計」(全国がん登録).
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html#anchor2,(参照 2025-02-10).

30代で注意すべきがんの兆候

前述した通り、30代では乳房や子宮、甲状腺、大腸におけるがんの罹患数が多い傾向にあります。ここからは、30代で注意すべきがんの兆候について、部位ごとに解説します。

乳房:乳がん

乳房で発症する乳がんの兆候は、乳房のしこりや痛み、乳頭からの分泌液、乳房の皮膚の変化などです。生理の前後にも乳房が張ることはありますが、乳がんの場合はこりこりと硬く、触れてもあまり動かないしこりができるのが特徴です。しこりは乳がん以外の病気でも現れることがあり、ほとんどの場合は良性のものであると診断されます。しかし安易に自己判断をするのではなく、異変を感じたら速やかに医師の診断を受けることが重要です。

乳がんを早期に発見するためには、日頃から自分の乳房の状態をチェックしましょう。月に一度、鏡の前で自分の乳房を見て、しこりや形・大きさの左右差、皮膚の異常がないかを確認すると良いでしょう。

子宮:子宮頸がん・子宮体がん

子宮で発症するがんのうち、子宮頸がんは20~30代で多く見られます。子宮体がんは閉経前後に発症することが多いですが、30代で発症するケースもあるため注意が必要です。

子宮頸がんは、進行すると、不正出血や性交時の出血、おりものの増加が見られます。子宮体がんの場合は、不正出血や膿や血液が混ざったおりものが出るといった初期症状があります。

子宮頸がんの場合は初期症状がほぼないため、定期的な検診が非常に重要です。

甲状腺:甲状腺がん

甲状腺で発症する甲状腺がんでは、初期症状として首の腫れや喉仏の下のしこり、声がれなどの症状が現れることがあります。また腫瘍が気管・食道に近い部分にあると、飲食時に飲み込みにくさを感じることもあるでしょう。

首元にこのような異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。また過去に放射線治療を受けたことのある場合や家族に既往歴がある場合は、発症リスクが高いので定期的な検診をおすすめします。

大腸:大腸がん

大腸で発症する大腸がんは、初期症状がないケースが多いです。進行すると、血便や便秘、下痢、残便感、貧血などの症状が見られます。ただし大腸がん以外の疾患による症状である可能性もあり、これらが見られたからといって大腸がんであるとは断定できません。セルフチェックが難しいがんなので、気になる症状がある場合は医療機関で検査を受けましょう。

早期発見の重要性

どのがんにおいても、いかに早期発見をするかが重要です。特に本項目でご紹介したがんのうち、乳がんや子宮頸がん、大腸がんは過去の研究において、検診により死亡率を下げる効果があることが確認されています(※)。がんの治療方法については後述しますが、がんの進行度合いによっては、がんの治療方法が限られるケースがあるため、早期発見できるよう、各種診断は必ず受けましょう。

※参考:厚生労働省.「早期発見・早期治療につなげるために 正しく知ろう!がん検診」.
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202301_00001.html,(参照 2025-02-10).

早期発見にはがん検診を受けることが重要

がんを早期発見するためには、がん検診を定期的に受けることが重要です。検診で早期にがんを発見できれば、治療を早く開始できるため、治る可能性が高くなります。また早期治療ができれば、再発や転移の割合も低下させられます。早期発見の可能性を高めるために、がんの兆候の有無にかかわらず、定期的ながん検診を受けましょう。

30代の方の中には、仕事や家事で忙しく、なかなか検診を受けに行けないという方もいるかもしれません。しかし前述した通り30代でもがん発症のリスクはあり、初期症状がないがんの場合は気付いたら進行してしまっていることも考えられます。検査自体は半日あれば終わるものがほとんどですので、まだ受診したことのない方はぜひ受けに行ってみてください。

がん検診は、各自治体が医療機関と連携して実施しています。クーポンが発行されている場合や、健康保険組合の補助金制度を利用できる場合があるため、比較的安く受けられるでしょう。まずはお住まいの自治体における検診情報をチェックしてみてください(※)。

特に30代の罹患数が多い乳がん、子宮頸がん、大腸がんについては、検診を積極的に受けるのがおすすめです。これらの検診について、以下で詳しく解説します。

※参考:日本医師会ホームページ.「各自治体のがん検診窓口・都道府県リスト」.
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/contact/list/,(参照 2025-02-10).

乳がん検診

乳がん検診は、質問(問診)およびマンモグラフィ検査が行われることが一般的です。超音波検査を組み合わせることもあります。40歳以上の女性は、2年に1回検査を受けることが推奨されています。ただし30代の方であっても、親族に乳がんの既往歴がある場合などは、早めに検診を受けると良いでしょう。

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診は、質問(問診)や視診、子宮頸部の細胞診もしくはHPV検査を行うことで、がん細胞の有無を調べる検診です。細胞診やHPV検査の際は、子宮の入り口をこすって細胞を採取するため、人によっては痛みを感じる可能性があります。ただし痛みの程度には個人差があり、採取自体は1~2分で終了します。20歳以上の女性は、2年に一度の定期検診が推奨されているため、30代の方は忘れず受診しましょう。

大腸がん検診

大腸がん検診では、便潜血検査で便に含まれる血液を検出します。便に血液が付着しておりがんの疑いがあると判定されたら、精密検査を受けます。精密検査で行われるのは、全大腸内視鏡検査やX線検査、CT検査です。

大腸がんは早期に発見できれば、内視鏡手術で完治できる可能性が高いです。前述した通り大腸がんは初期症状がないケースが多いため、自覚症状がなくても検査を受けることで、早期発見につながります。

30代から始めるがん予防

がんは遺伝により発症することもありますが、日々の生活習慣により発症リスクを高めるケースもあります。

がんを予防するには、以下4つの生活習慣を改善すると良いでしょう。

  • ●喫煙
  • ●飲酒
  • ●食事
  • ●運動

喫煙は、がんのリスクを高める生活習慣の一つです。たばこの煙の中には発がん性物質が含まれており、がんの原因となります。がんを予防するには禁煙することはもちろん、他の人が吸ったたばこの煙を避けることも重要です。

またアルコールにも発がん性があるため、飲酒も乳がんや大腸がんのリスクを高めるといわれています。お酒を飲む際は、純エタノール量換算で、一日当たり23g程度までにとどめましょう。日本酒では1合、ビールは大瓶1本、ワインはボトル1/3程度が目安です。

食事については、バランスの取れた食生活を心掛けることが重要です。野菜と果物を多く取ることや、塩分を取り過ぎないことが有効だといわれています。

加えて、無理なく続けられる程度で運動をしましょう。適度な運動習慣は、がんなどの発症リスクを下げるだけでなくストレス解消にも効果的です。

がん治療の選択肢

がんの治療は一つの治療法のみで行われることもあれば、さまざまな治療法を組み合わせる場合もあります。

ここでは、主な治療法である手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法について、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

手術療法

手術療法は、手術によりがんを直接取り除く治療法です。開腹手術や腹腔鏡手術、内視鏡手術など、さまざまな手術方法があります。

手術療法のメリットは、がんを完全に取り除ける可能性があることや、治療の効果が比較的早く現れること、再発の可能性を低くできる場合があることです。がんが最初に発生した部分から広がったり転移したりしていない場合は、手術療法で根治を目指せます。

ただし手術は体に大きな負担がかかるため、状態によっては手術ができない場合があります。また痛みや感染症などの合併症のリスクもあるため、事前に説明を受けて納得した上で選択しましょう。

放射線療法

放射線療法は、放射線を使ってがん細胞を破壊する治療法です。根治を目指す場合にも、症状の緩和を目指す場合にも行われます。また手術療法や薬物療法と組み合わせて、治療の効果を向上させるために行われるケースもあります。

直接腫瘍を取り除く手術療法に比べ、体への負担が少ないことがメリットの一つです。また体の状態により手術ができない場合でも、放射線療法であれば治療できる場合があります。基本的に通院で治療を行える点もメリットです。

ただし放射線により、疲労感や食欲不振などの副作用が生じるケースがあることや、正常な細胞にも影響を与える可能性があることには注意が必要です。

薬物療法

薬物療法は、抗がん剤などの薬を使ってがん細胞を攻撃する治療法です。薬物療法で使用される薬は抗がん剤以外にも、内分泌療法薬(ホルモン療法薬)や分子標的薬などがあり、それぞれで特徴が異なります。薬物療法は単独で行われることもありますが、手術療法や放射線療法と組み合わせて実施されるケースもあります。

薬物療法の目的は、主にがんの治癒と症状緩和です。がんの進行度合いや種類によっては薬物療法での治癒が難しいケースがあり、その場合は身体症状の緩和や延命のために薬を用います。

薬物療法のメリットは、全身に広がったがん細胞に効果が期待できることです。また前述したように、がんの進行を抑えたり症状を和らげたりできる点もメリットとして挙げられます。

ただし、副作用がある点はデメリットの一つです。薬により副作用は異なり、抗がん剤の場合は吐き気や脱毛、倦怠感などが生じることがあります。

免疫療法

免疫は生まれながらにして私たちの体に備わっている、異物を排除するシステムです。免疫療法は、この免疫を強化することでがん細胞の排除を目指す治療法です。免疫療法には、免疫チェックポイント阻害剤や免疫細胞治療、がんワクチン、抗体医薬などさまざまな種類があります。

免疫療法では患者さんの持つ免疫機能を利用するため、副作用が少ない点が特徴です。また全身に作用するため、転移や再発により広がったがんにも適用できる可能性があります。加えて免疫療法は薬物療法や放射線療法などとの併用も可能であり、相乗効果によって治療効果を向上させることが期待されています。

まとめ

30代でもがんを発症するケースはあります。30代でがん罹患数が多い部位は、乳房や子宮、甲状腺、大腸です。これらの部位で発症するがんは、生活習慣を改善したり定期的に検診を受けたりすることで、予防や早期発見ができます。

がんと診断された場合は、手術療法や放射線療法、薬物療法、免疫療法から、患者さんの状態に応じて治療法が選択されます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、事前に医師に相談し、納得して治療法を選ぶことが重要です。

瀬田クリニック東京では、免疫療法のうち「免疫細胞治療」を行っています。免疫細胞治療とは、患者さんの体内にある免疫細胞を血液から取り出し、培養・加工して、体内へ戻すことで、がんを攻撃する力を高める治療法です。ご自身の細胞を活用するため、副作用が少ないことが特徴です。

また瀬田クリニック東京では、患者さんの免疫細胞やがん細胞の状態をしっかりと検査した上で治療を提供する「個別化がん免疫療法」を実施しています。免疫療法や個別化医療に関心のある方は、ぜひお問い合わせください。

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