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瀬田クリニック東京

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食道がんに対する免疫細胞治療の症例紹介

瀬田クリニックグループでがん免疫療法(免疫細胞治療)を受けられた食道がんの方の症例(治療例)を紹介します。症例は治療前後のCT画像や腫瘍マーカーの記録など客観的データに基づき記載しています。

 食道がんの症例

症例
女性64歳 女性
Ⅳb期の食道がんに対し、化学療法と免疫細胞治療の併用でがん消失後、免疫細胞治療の単独治療で長期にわたり良好な全身状態を得られている一例

治療までの経緯

2007年4月、喉に違和感があり検査を受けたところ、下部食道がんが胃・肝臓・膵臓まで浸潤しており、頸部も含む多発リンパ節転移がみられました(ステージⅣb)。通過障害が著明に表れたため胃ろうを造設しました。
広範囲にがんが進行しているため、化学放射線療法は適応外と診断され、化学療法のみが選択されました。同年9月初旬より、延命効果を期待して化学療法(FP)のみを4週間隔にて開始しました。翌月、患者さんが雑誌で免疫細胞治療を知り、化学療法と併用しながら瀬田クリニックで免疫細胞治療を開始したいことを主治医に相談したところ、紹介状を書いていただけることとなりました。

治療内容と経過

食道がんに対する免疫療法case026

2007年10月より、化学療法(FP)との併用でアルファ・ ベータT細胞療法を2週間隔で開始しました。同年11月、大幅な原発巣の寛解を観察。放射線治療の併用を主治医より提案され、翌月に施行したところ、原発巣と転移巣の大きさが徐々に縮小し、2008年秋頃には完全寛解しました。
その後、アルファ・ ベータT細胞療法を4週間隔で継続治療しました。翌年6月に脳転移が見つかり、外科的手術と放射線治療を行いました。手術後は切除した組織を抗原(がんの目印)として、セル・ローディング・システムを使った自己がん細胞感作樹状細胞ワクチン療法を6回実施しました。その後はアルファ・ ベータT細胞療法を4週間隔で再開し、2011年2月からは治療間隔を2ヵ月間隔に延ばし、2013年3月からは3ヶ月間隔に延ばしています。IVb期食道がんと診断後7年、脳転移手術後5年経過後の2014年12月現在も無再発かつ良好な全身状態で経過しています。

考察

広範囲に進行した食道がんは根治的治療が困難であり、多くは緩和治療の対象となります。この患者さんも同様の状態でしたが、化学療法に免疫細胞治療を併用することで完全寛解まで到達でき、長期に亘り現在(2014年12月)も良好な全身状態を維持しながら継続治療できている一例です。免疫細胞治療は、経過観察しながら適宜、治療間隔を延ばすことで経済的負担軽減にも寄与されるものと思われます。
このように、化学療法や放射線療法との併用治療ができ、かつ化学療法のように身体に負担をかけることなく長期に亘り継続治療できることが、免疫細胞治療の特徴と考えられます。

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