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瀬田クリニック東京

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卵巣がんの治療解説と症例紹介

卵巣がんの治療に関する解説や、瀬田クリニックグループでがん免疫療法(免疫細胞治療)を受けられた卵巣がんの患者さんを紹介します。症例は治療前後のCT 画像や腫瘍マーカーの記録など客観的データに基づき記載しています。

 婦人科がん専門医の解説

がん研有明病院 前婦人科部長 瀬田クリニック東京非常勤医師 瀧澤 憲
がん研有明病院 前婦人科部長
瀬田クリニック東京、新横浜 医師
瀧澤 憲 経歴

卵巣がんは、がんが大きくなるまで自覚症状に気づかず、進行がんとなって初めて見つかるケースが多いがんです。治療法は標準治療を可及的に上手に行うのが原則です。卵巣がんの多く(約3/4の症例)は比較的抗がん剤が良く効くこともあり、早期であれば標準治療のみで完治が期待できます。

ただし、再発のリスクが高い(あるいは既に再発している)場合や、発見されたときに既に進行しているがんの場合は、標準治療だけでは十分な成果が得られない可能性があります。そこで、期待されるのが免疫細胞治療です。

免疫細胞治療は、自己の免疫細胞を活用する治療のため標準治療の効果を損ねることなく併用による良い効果が期待できます。また、手術で取り残したり術前の検査で発見できず再発の原因となってしまう微小ながんに対して、全身的に大きな副作用を伴わずに作用するため、再発予防には特に適していると考えられます。

瀬田クリニックグループに来院された卵巣がんの患者さんの治療成績は以下の通りです。

当院の免疫細胞治療の治療効果【対象:卵巣がん】

(註)本データの詳細につきましては、こちらをご参照ください。

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症例①
女性55歳 女性
卵巣がんの脳転移切除後、樹状細胞ワクチンと化学療法を施行、6年間、再発無く経過している症例

治療までの経緯

卵巣がんに対する免疫療法

2005年2月、卵巣がんの診断で、手術(子宮、付属器、大網切除術)を受けましたが、病巣の一部は残存しました。手術後、2005年3月より化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)を2005年7月まで5コース施行しました。その後、経過観察しておりましたが、2007年7月にCA125の上昇と鎖骨上リンパ節への転移が出現しました(図1)。その後、さらに化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)を5コース施行、鎖骨上リンパ節は部分寛解し、CA125も下降しました。

治療内容と経過

卵巣がんに対する免疫療法

2008年5月に瀬田クリニックを受診、免疫細胞治療(アルファ・ベータT細胞療法)を施行し、CA125も安定、順調に経過していました。その後、経過観察しておりましたが、2011年11月に脳の左前頭葉に転移が発見されました。全身の検査で脳以外には再発の所見はありませんでした。2011年11月に直径25mmの脳転移を手術により切除しました(図2)。幸い、後遺障害などはまったくなく、回復されました。手術後は全脳照射も考えましたが、放射線による脳へのダメージも考え行なわず、化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)を5コース施行しました。
切除組織の一部をいただき、それを抗原とした樹状細胞ワクチンで治療をすることになりました。2012年1月より2012年7月まで樹状細胞ワクチンを9回施行、その後は免疫細胞療法は年に2回程度を継続していますが、鎖骨上リンパ節への転移も消失しています(図3)。化学療法は2012年4月以降は行っておりません。2017年9月まで脳を含めて再発の徴候はまったくなく、元気でお過ごしです。

考察

卵巣がんは腹腔内での再発が多く脳への再発、転移は少ないです。多くは多発性の転移が生じ、放射線や手術が行われますが、長期的な予後は厳しいと考えられます。この症例は脳転移切除後、5年10ヶ月、化学療法終了後5年5ヶ月間、免疫細胞療法のみで再発無く経過しています。おそらく、今後も再発はないものと思われますが、現在は年に1回のアルファ・ベータT細胞療法は継続しています。

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症例②
女性53歳 女性
IIIc期の卵巣の明細胞がんに対して、化学療法後、樹状細胞ワクチンを施行。その後、8年間、化学療法を実施せずに悪化無く経過している症例

治療までの経緯

卵巣がんに対する免疫療法

2007年初めより、腹部膨満あり、精査したところ、卵巣がんと診断されました。2007年3月に手術で子宮、付属器切除、骨盤リンパ節郭清を行いました。リンパ節転移あり、また、術後、傍大動脈リンパ節の転移が増大し、水腎症をきたし、初回手術の約1ヶ月後に再手術により傍大動脈リンパ節の一部の切除が行われました。再手術前に免疫細胞治療についての相談のため、当院に受診されました。

治療内容と経過

卵巣がんに対する免疫療法

再手術で切除するがん組織の一部を樹状細胞ワクチン療法を実施する際の、樹状細胞の抗原(がん特有の目印)として使用することとしました。2007年4月に再手術をし、その後、化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)を6コース施行し、残存腫瘍は部分寛解、さらには2007年11月から化学療法(イリノテカン+ネダプラチン)を行いましたが、肺転移が出現、2009年2月には化学療法は終了となりました。

その間にがん細胞を免疫組織化学染色検査によりMHCクラス1の発現を検査した結果、発現があり、樹状細胞ワクチンの適応であることを確認しました。2009年6月から2009年8月まで樹状細胞ワクチンを施行しました。2009年6月のCTに比較して2009年9月のCTでは、肺転移は縮小、また、傍大動脈リンパ節転移の大きさは安定でした。また、自己のがん細胞の免疫反応を調べる皮内反応(DTH)では樹状細胞ワクチン後には陽性でした。自己がん細胞に対する強い免疫反応が誘導されたと考えられました。
2009年以降は化学療法も行うことなく、経過観察、傍大動脈リンパ節は縮小し、2017年8月までの8年間、肺転移および傍大動脈リンパ節は縮小を維持、他の再発の所見も無く、まったくお元気で経過しています。

考察

IIIc期で初回手術後、まもなく再手術した症例です。
当初、残存腫瘍に対して化学療法をセカンドラインまで施行するも病気は進行、その後、樹状細胞ワクチン療法を実施し、8年間進行無く経過しています。明細胞がんは卵巣癌の中でも化学療法が効きにくく、早い段階での免疫細胞療法への移行がよい結果を出せる場合があると思われます。

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