よくある質問

回答一覧

免疫細胞治療について

Q: リンパ球療法の中には他人のリンパ球を使うものもあるようですが?

A:

少量の他人のリンパ球を体に入れ、患者さん自身のリンパ球を刺激することによって治療を行うリンパ球療法もあるようですが、他人のリンパ球が自分のがん細胞を攻撃するということは理論上ありえません。他人のリンパ球は免疫刺激としては悪いものではありませんが、リンパ球を介して他人からウイルス感染などを持ち込む危険性があります。瀬田クリニックグループの免疫細胞治療は、患者さんご自身の免疫細胞のみを治療に用います。

Q: がんが転移・進行していたり、末期の状態でも有効ですか?

A:

瀬田クリニックグループの患者さんの80%以上は、切除できないがんをもっていらっしゃる患者さんです。したがって、転移や浸潤がひどいことが治療の対象外になることはなく、末期がんと言われている患者さんでも、瀬田クリニックグループまたは連係医療機関に無理なく通院可能な状態でしたら治療は可能です。しかしながら、がんが全身的に広がるなど、ご病状が重篤な場合は、治療効果はあまり期待できません。

Q: 年齢制限はありますか?

A:

年齢制限はございませんので、ご高齢の方でも治療は可能です。お子様については、ご相談ください。

Q: 免疫細胞治療が健康保険の適用になる見込みはないのですか?

A:

健康保険が適用されるためには、免疫細胞治療がもっと世間から認知され、日本中のどこに住んでおられる患者さんも、この治療を受けることができるようにならなければなりません。そのためには、免疫細胞治療の存在をもっと広く知っていただき、これに関する正しい理解を得るようにしなければなりませんし、同時にこの治療を行う医療機関が全国に増えるようにし、培養・加工した自己免疫細胞の供給体制を整備する必要もありますので、現状ではすぐに保険適用になることは難しいと思われます。

Q: 治療効果の説明で進行のケースが848例中、380例(全体の44.8%)ありますが、治療によってがんが逆に進行(悪化)したということですか?

A:

治療開始以降に記録されたがんの大きさと比べて、20%以上大きくなった場合を進行と分類しています。がんは進行性の病気であり、自然の経過では3ヶ月という単位で観察すると悪化していくケースが大半といえます。380例は、残念ながら治療の効果はみられなかったものの、治療によって病気の経過が悪化したわけではありません。

Q: どの種類(臓器)のがんに有効で、どの種類(臓器)のがんには有効性が低いのですか?

A:

これまでの実績から、がんの種類によって治療効果に大きな差はないことがわかっています。免疫細胞治療の場合は、がんの種類というよりもお体の状態が深くかかわってきます。あまりにご病状が重篤な状態では免疫系も破綻しており、治療効果があがりにくいということは確かです。また、増殖の早いがん、つまり、免疫細胞ががん細胞を攻撃・排除できても、がん細胞の細胞分裂がそれを上回ってしまうような場合では治療効果はあがりにくいです。免疫細胞治療が効果を発揮するには、第1には患者さんの免疫系の状態、次にがん細胞の性質(増殖が早いか否か、免疫系に認識・攻撃されやすいか等)にかかわってきます。(瀬田クリニックグループの治療成績はこちら

Q: 化学療法(抗がん剤)との併用についてはどのように考えればよいのですか?

A:

免疫細胞治療と化学療法とを併用した場合でのメリット、デメリットは以下のように考えています。まずメリットですが、化学療法の効果によってがん細胞の増殖を抑えることが期待できます。特に、非常に増殖の速いがんの場合は免疫細胞治療が有効に働いたとしても、がんの進行を 抑え込むのは難しい場合が多いのが現実です。このような時には、化学療法でがんの急速な進行を抑え、同時に免疫細胞治療を行った方が良い場合があります。
また、あまり大量でない化学療法剤は、抑制的に働く免疫細胞にダメージを与えたり、がん細胞に作用してそれ自身がもつ免疫を抑える働きを弱めたりするなど、免疫細胞治療にとって有効に働くことがあります。また、免疫細胞治療を併用することで、化学療法による白血球減少などの副作用が軽減することが考えられています。
一方デメリットとしては、強い化学療法剤によって免疫系そのものがダメージを受けてしまい、治療が効かなくなってしまうことがあります。瀬田クリニックグループでは、化学療法を併用する場合は、あまり強い骨髄抑制をきたさない程度のもの、外来での投与が可能な範囲であることを一応の基準にしています。併用する場合は免疫細胞治療の治療スケジュールを化学療法の日程によって決めるなどして、治療効果が最も得られるよう治療スケジュールを組み立てています。

Q: 免疫細胞治療の歴史は?

A:

活性化自己リンパ球療法は、1980年代半ばにアメリカのローゼンバーグが創始したものです。彼は、リンパ球を体外で培養して治療に用いるという方法を開発し、養子免疫療法と呼びました。今でいう活性化自己リンパ球療法です。当時の免疫学の知識は現在と比べて乏しく、大量のリンパ球を成分採血し、それをインターロイキン2のみにより活性化し、使用するというシンプルな方法でした。インターロイキン2のみにより増殖させることからTリンパ球とNK細胞が同等に増殖していたと思われます。また、非常に大量なインターロイキン2を直接、患者さんへ注射するということを同時に行っていたため、極めて毒性 (副作用)の強い治療法でした。
1980年代後半より、日本でも免疫細胞治療が大学病院や公立のがんセンターなどで始められましたが、このような大量のインターロイキン2の直接注射を併用する方法は本邦ではほとんど行われたことはありません。その後、免疫学の進歩に伴い、Tリンパ球を中心に増殖させる方法が開発され、現在に至っています。また、特異的なTリンパ球を誘導する樹状細胞も注目され1990年代の終わり以降は盛んに行われてきています。

Q: 免疫療法でがんが治った、効いたという話は根拠が薄いという意見もありますが?

A:

免疫細胞治療の有効性には他の治療と同様に限界があります。現状では進行がんの治療はどのような治療法によっても、治癒を期待することは残念ながら大変困難ですが、たとえ治癒できなくとも治療を受けてがんと闘っていくことが無駄でないことはいうまでもありません。免疫細胞治療だけで進行がんを治癒させることは現実的には難しいですが、がんの力を直接的にそぐような他の治療法と併用することも可能です。副作用の極めて少ないこの治療によって、QOLを低下させることなく延命効果があれば、患者さんにとっての利益は大きいと考えています。

Q: 免疫療法というと健康食品などを思い浮かべますが?

A:

免疫療法とは私たちに生まれつき備わっている免疫力を強化することで病気を治療する方法を言いますので、免疫活性を標榜する健康食品や漢方薬も、広い意味では免疫療法に含まれます。これらも健康増進ということからいえば確かに有効なものがあるでしょうし、決して軽んずべきではありません。がんの予防ということから云えば、意義のあることでしょうし、そういったものでがんが良くなったということを聞くこともあります。しかし、がんという病気はもともと免疫の力を乗り越えて出来てきたものですから、健康食品による免疫活性化だけで、すでに発病したがんが治るというほど、がんは生易しい病気ではありません。

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治療を受けるに際して

Q: 副作用はありますか?

A:

患者さん自身の細胞を用いるため、本質的に副作用はありませんが、微熱やまれにアレルギー反応がみられることがあります。発熱は体感しない程度の極軽度のものも含めると10%以上のケースにみられますが、多くの場合、細胞の注入を受けた日の夜からせいぜい翌日までで、38.0度以上に上昇することは稀です。解熱剤が必要となるケースはほとんど経験ありませんが、解熱剤を使用することには問題はなく、免疫細胞治療の効果が損なわれることもありません。

Q: 免疫細胞治療を受けるに際しては、現在かかっている担当医の了解が必要ですか?

A:

瀬田クリニックグループで免疫細胞治療を受けていただく際には、原則としておかかりの担当医にその旨をお話しいただき了解の上で行っています。これは診療情報提供書などでこれまでのご病気の経過を教えていただき、最良の形で免疫細胞治療を行うためです。また、瀬田クリニックグループで病気に関するすべての検査、治療、処置を行うのは困難なのでこ、当院で治療を開始した後も、おかかりの先生にそれまでと同様に引き続き診ていただく必要があります。
ただ、中には免疫細胞治療に反対される医師もいらっしゃるようです。また、なかなか相談しにくいといったこともあるかもしれません。その場合、主治医に話される前に当院へお越しいただき、主治医への説明方法も含めてご相談にのる事も可能です。詳しくはお問い合わせください。
免疫療法というと、民間療法的なものから医療とは無縁なものまで様々なものが存在しますので、資料などを示して、治療の内容をよく説明することが大切です。また、おかかりの医療機関で受けている治療をやめるわけではなく、あくまでも有効な治療や処置は続けて、その上での追加治療として免疫細胞治療を受けるのであることを話して理解をえることが大切です。

Q: 告知をしていませんが、治療を受けることはできますか?

A:

瀬田クリニックグループではかならずしも患者さん全員にがんの告知をするべきとは考えていません。免疫系の働きを介して病気の快復をはかろうとする以上は、心理的なケアは不可欠です。人はそれぞれ性格も違っており、告知について考えた場合、それが本人のためかどうかは、もちろん一律にいきません。瀬田クリニックグループで診療を受けている患者さんのうち、5%程度の方は告知を受けていらっしゃいません。また、がんの告知は受けていても、病気の進行具合をすべて告知されていない方も含めると10%以上になります。がんという病名をかならずしも出さなくても、その予防や、単に免疫力を高めて慢性疾患からの快復をはかるということで治療を受けることは可能です。

Q: 瀬田クリニックグループの治療患者数は?

A:

開院以来、瀬田クリニックグループの医療機関で治療を開始した患者数は11,000名を超えています。

Q: 苦痛を伴う治療ですか?

A:

採血のときに、針を刺す痛みがある程度です。点滴中や治療後の苦痛などはありません。

Q: 主治医に拒否されたらどうしたらいいか?

A:

基本的には主治医の同意が必要になりますが、こちらでご用意している資料をお見せしても反対される場合には、瀬田クリニックグループへご連絡ください。詳しい状況をうかがい、ご相談にのらせていただきます。

Q: 治療成績や効果などについて具体的に医師に聞けますか?

A:

治療成績に関しては、瀬田クリニックグループのホームページ上や送付資料にも一部記載しております。ご自身のがんに関するより詳細な情報をお知りになりたい場合は、初診の際に医師にお尋ねください。なお、有料(¥15750)になりますが、ご相談だけのための「初診相談」という受診枠を設けておりますので、受診希望先のクリニックにご予約を取った上でご来院ください。その際、主治医からの紹介状と最近撮影したレントゲンやCTなどの画像フィルムをご持参いただければ、より詳しいお話が可能となります。

Q: 現在入院している場合でも、この治療が受けられますか?

A:

ご入院中でも、外出して当院へお越しいただくことが可能であれば治療を受けていただくことができます。来院が困難な場合については最寄りの瀬田クリニックグループまでお問い合わせください。

Q: 現在手術前です。手術で摘出した腫瘍組織を用いた治療があると聞きましたが、どのような治療ですか?

A:

手術で摘出した腫瘍組織を使用した「樹状細胞ワクチン療法」という治療があります。腫瘍組織には、その方のがんの特徴に関する情報が種々含まれており、特異的な治療をすることができます。腫瘍組織をお預かりすることもできますので、瀬田クリニックグループにお問い合わせください。

Q: 瀬田クリニックグループの各クリニックと連係医療機関とでは、治療の内容が違うのですか?

A:

全国の連係医療機関では瀬田クリニックグループと同じ治療が受けられます。しかし、料金や受診前にご用意いただく物などが施設によって若干異なりますので、連係医療機関での受診をご希望の場合は、直接受診を希望される施設にお問い合わせください。

Q: 免疫力を高める健康食品(アガリクスなど)を摂取しながら、この治療を行っても構わないでしょうか?

A:

健康食品はあくまでも食品ですので、それによって治療の妨げになるということはありません。また、当院からこれらの食品の中止を促すようなことも基本的にはありません。ただ、初診の際に、医師又は看護師へ、現在他に行っている治療や内服しているものがある旨をお伝えください。

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その他

Q: 安全性の上で問題はありませんか?

A:

免疫細胞治療では患者さんの細胞を体外で培養・加工するため、安全性の確保は非常に重要です。瀬田クリニックグループでは、高度な施設・設備管理と安全管理体制を構築し、厳密な作業手順マニュアルにのっとり徹底した品質管理を行うなど、極めて安全性の高い環境で細胞を培養し、患者さんへ提供しています。
大学病院など公的な医療機関であるからといって、このような面が充分であるとは限りません。これらのことを充分に確認し、信頼できる免疫細胞治療を行う医療施設を選ぶことが必要です。

Q: 海外に住んでいますが、治療は受けられますか?

A:

定期的な通院が可能であれば、海外にお住まいであっても治療は受けられます。実際、海外(アジア圏)から飛行機で通院されている方もいます。ただ、遠方から通院することによる体力の消耗も考えなくてはいけませんので、おかかりの主治医とよくご相談の上、ご検討ください。

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