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症例紹介-膵臓がんに対する免疫療法

進行膵がんの手術後、免疫細胞治療のみで8年間にわたり再発が抑えられた一例

患者さん:
76歳 男性
治療法:
アルファ・ベータT細胞療法

治療までの経緯

2001年9月に背中の痛みがあり精密検査したところ、10月に膵がんと診断。11月に手術し、病巣は切除できたものの、胃壁や脾臓、結腸までがんが及んでいた進行がん(ステージⅣb)であることがわかりました。術後は化学療法を受けず、2002年に瀬田クリニックグループを受診。

治療内容と経過

患者さんと相談の結果、アルファ・ベータT細胞療法を2002年2月から2週間おきに6回行いました。4月にCT検査をしたところ、腹部の再発は見つかりませんでした。そこで引き続き、アルファ・ベータT細胞療法を、治療間隔を少しずつあけて行いました(同年6月から11月までに7回)。

2003年2月のCT検査でも再発は見つからず、以降3カ月に1回程度の頻度で5回、アルファ・ベータT細胞療法を行い、治療を終了しました。その後、近所のかかりつけ医が経過観察を続けていますが、再発の兆候はなく、2010年5月の時点で、腫瘍マーカー(CEA,CA19-9)も正常の範囲であり、再発は見られていません。

膵臓がんに対する免疫療法pancreatic_cancer2

考察

この患者さんは膵がんの中でも特に予後が思わしくない膵臓尾部がんでしたが、化学療法を行わず再発が抑えられたのは、アルファ・ベータT細胞療法が有効に作用したものと考えられます。

膵がんとは

約8割は消化液が流れる膵管に発生。男女とも60歳以降年齢とともに増加。明確なリスク要因には喫煙習慣がある。自覚症状は黄疸や背中の痛み、体重の急激な減少など。

 
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