臨床研究

臨床研究一覧(症例登録中)

標準治療との組み合わせや治療スケジュールなど、より免疫細胞治療の効果を引き出す投与方法の探求を目的とし、各大学病院、中核病院との共同研究を行っています。また、そこで得られた結果を実地医療へと反映させています。

JRCTUMINセンターこのバナーから JRCT(臨床研究実施計画・研究概要公開システム)、UMINセンター(大学病院医療情報ネットワーク研究センター)に正式登録された臨床試験情報の閲覧ができます。

免疫チェックポイント阻害薬不応例に対するαβT細胞療法の忍容性を見る試験<募集中>

施設名:
瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2022)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030220287
試験
目的
免疫チェックポイント阻害薬不応でベスト・サポーティブ・ケア(BSC)の患者に対し、αβT細胞療法による忍容性及び副次的に有効性、免疫学的反応性について評価・検討する。
試験
概要
免疫チェックポイント阻害薬投与後でも体内のPD1占有率が高い状態が6ヶ月以上、維持されているため、対象となる免疫チェックポイント阻害薬不応症例も治療終了後のベスト・サポーティブ・ケア(BSC)でも免疫抑制解除状態であると考える。そこへ体外で増強されたαβT細胞を投与することで抗腫瘍効果が期待される。また、BSCの患者に対して新たな治療法の提供が可能となるため安全性を評価する試験を実施する。

悪性腫瘍に対するネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法と免疫チェックポイント阻害薬併用の安全性を見る試験<募集中>

施設名:
瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2021)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc031210185
試験
目的
変異抗原検査を受け、腫瘍組織からの遺伝子解析を実施できたがん患者を対象に、変異抗原検査結果を基にネオアンチゲンを同定し、ネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチンと免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブ)を併用した際の安全性を評価・検討する。また、副次的に有効性、免疫学的反応性について評価・検討する。
試験
概要
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の有効例と無効例を比較検討した研究において、ICIの有効例では、がんに突然変異による遺伝子変異が多いことが示唆されることが報告されており、ICIにより増強されるT細胞の標的抗原はネオアンチゲンが主体として働いていることが示唆される。がん免疫は、ICIによる免疫抑制だけでなく、T細胞をはじめとする免疫細胞の直接的な抗腫瘍免疫応答の両方が必要であり、こうした免疫応答を誘導するネオアンチゲンの同定は重要である。
先行研究として「悪性腫瘍に対するネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法の安全性を見る試験」(jRCTc030190213)、免疫細胞療法と低用量の免疫チェックポイント阻害薬を併用する「免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬併用の安全性に関する探索的臨床研究」(UMIN:000028756)において安全に投与できることを確認しており、本研究はネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチンと低用量のICIを併用することで、より有効で安全な治療法の確立・普及の実現を目指し安全性に留意しながら実施する。

悪性腫瘍に対するネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法の探索的臨床研究<募集中>

施設名:
瀬田クリニック東京、全国の共同研究施設
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2020)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030190182
試験
目的
変異抗原検査を受け、腫瘍組織からの遺伝子解析を実施できたがん患者を対象に、変異抗原検査結果を基にネオアンチゲンを同定し、ネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチンを投与した際の有効性について探索的に評価する。
試験
概要
進行再発固形がん患者さんや固形がん術後の補助化学療法を行う患者さんに対して、腫瘍ライセートや抗原ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン療法を臨床研究として提供している(UMIN:000019030)。腫瘍ライセートの利点として、腫瘍で発現しているがん共通抗原とともに、患者さん個々の変異遺伝子由来のネオアンチゲンが含まれ、腫瘍特異的な免疫反応が惹起できる可能性があることが挙げられる。一方で、抗原ペプチドを用いたワクチン療法は、特定のHLA型に限定されることや単一の抗原に対応するCTLしか誘導されないという課題があり、多くの癌細胞に発現していてCTL誘導能が高いペプチドの選定が重要である。また、腫瘍組織からの遺伝子解析を実施できた患者を対象に、患者腫瘍固有のネオアンチゲンを同定※し、ネオアンチゲン由来ペプチドを添加、感作させた樹状細胞ワクチンを用いた「悪性腫瘍に対するネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法の安全性を見る試験」(UMIN: ID:000032981)において、短期的に安全に投与できることを確認している。このような背景をふまえ、より有効で安全な免疫療法の確立・普及の実現を目指し、本研究では引き続き長期的な安全性に留意しながら、ネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法の有効性を探索的に評価する。

ネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法の免疫学的解析<募集中>

施設名:
順天堂大学医学部、瀬田クリニック東京
倫理委員会:
承認(順天堂大学:2019、瀬田クリニックグループ:2019)
試験
目的
患者腫瘍固有のネオアンチゲンを同定し、ネオアンチゲン由来ペプチドを添加し、感作させた樹状細胞ワクチンの治療を行う患者さんより提供いただいた血液サンプル、細胞(末梢血単核球とそこから誘導した樹状細胞等)、腫瘍より抽出増幅したmRNAや可溶化蛋白および腫瘍ゲノム解析から得られたネオアンチゲン由来のペプチド情報を用いて、抗腫瘍免疫反応等ならびにCTL誘導能等を解析・検討を行う。
試験
概要
がん細胞は遺伝子突然変異によって正常な増殖制御を失うことで増殖し、遺伝子変異をその過程のなかで蓄積しているが、近年の次世代シーケンサーの登場により、こうした個々のがん細胞で生じている遺伝子変異を正確に解析できるようになった。これらのがん細胞の遺伝子変異に由来する腫瘍特異的変異抗原は「非自己」として認識され、がん固有の目印として強い免疫反応の標的になると考えられている。ネオアンチゲンを用いた樹状細胞ワクチンは特異的なT細胞免疫反応を惹起し、がんに対して強い傷害活性を誘導することが示されている。患者さんより提供いただいた血液サンプル、細胞、腫瘍より抽出増幅したmRNAや可溶化蛋白および腫瘍ゲノム解析から得られたネオアンチゲン由来のペプチド情報を用いて、抗腫瘍免疫反応等ならびにCTL誘導能等を解析・検討を行い、より効果的な免疫反応を惹起するネオアンチゲンの選定方法など新しい治療法の開発および個別化医療を検討する。

がんに対する先制医療における免疫細胞療法の安全性の検討<募集中>

施設名:
瀬田クリニック東京、全国の共同研究施設
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2015)
UMINセンター 試験ID:UMIN000020246
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030190259~61
試験
目的
再生医療等安全性確保法に基づき、研究参加者ごとに異なるリスク要因を可能な限り把握した上で、安全性および免疫学的な反応性について評価を行う。
試験
概要
がん予防を目的とする先制医療としての免疫細胞療法は、学術的な根拠や社会的な理解・認知が必ずしも十分ではないものの、臨床現場においては一定のニーズがある。自己細胞を用いた免疫細胞療法はがんに対する副作用が極めて少ない安全な治療法として広く実施され、がん再発予防においても一定の有効性が報告されていることから、がん予防を希望する方(がんと診断されていないが、がんリスクを要する方)に対しても、限定的ではあるが免疫細胞療法を提供してきた。しかしながら、その安全性や先制医療としての効果を適切に評価する体制の整備は十分でなく、課題の1つとなっていた。このような背景の中、再生医療等安全性確保法の施行を受け、先制医療としての免疫細胞療法を適切に評価することを目的として本研究を計画した。

悪性腫瘍に対する免疫細胞療法の多施設共同臨床研究<募集中>

施設名:
瀬田クリニック東京、全国の共同研究施設
倫理委員会:
承認(瀬田クリニックグループ認定再生医療等委員会:2015)
UMINセンター 試験ID:UMIN000019030
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030190249~51、030190253~58
試験
目的
再生医療等安全性確保法に基づき、瀬田クリニック東京及びその共同研究機関にて免疫細胞療法の安全性、有効性の評価を行い、副次的に免疫学的反応性について評価を行う。
試験
概要
がん治療の分野では、体内の免疫機能を活用した治療アプローチが見直され、進行がん治療または再発予防の方法として免疫細胞療法が注目されている。免疫細胞療法は、化学療法や放射線療法とは異なる作用機序により抗腫瘍効果を期待できる治療法であり、既存治療と併用して用いた場合の治療効果に対する期待も高く、集学的医療のひとつとして組み込まれることが望まれている。こうした背景から、近年、数多くの医療機関で免疫細胞療法が臨床研究、先進医療、あるいは実地診療として実施されるようになっている。しかしながら、先進医療を含む臨床研究としては対象が限定的であり、一方、実地診療において非常に多くの症例が集積するも、これまでその実態は明らかではなく、免疫細胞療法を適切に評価することは困難な状況であった。こうした中、平成26年11月に「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(以下、「再生医療等安全性確保法」)」が施行され、再生医療等提供機関は提供しようとする技術ごとに実施状況などについて適宜並びに定期に報告することが新たに求められるようになった。本研究により得られる多施設・多数例での臨床情報(背景因子、免疫学的検査データ等)や治療用細胞に関する情報から、これまで不明であった免疫細胞療法の実態が明らかとなることが期待されている。

臨床研究一覧(症例登録終了・研究終了)

免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬併用の有効性に関する探索的臨床研究<症例登録終了>

施設名:
瀬田クリニック東京、全国の共同研究施設
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2019)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc031190098~101
試験
目的
進行・再発固形がん患者を対象に、すでに安全性が担保されている免疫細胞療法(αβT細胞療法、NK細胞療法、樹状細胞ワクチン療法)に免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブ)を併用した際の有効性を評価・検討する。また、副次的に安全性、免疫学的反応性、バイオマーカー探索についても評価・検討する。
試験
概要
近年、免疫細胞療法や免疫チェックポイント阻害薬に代表される免疫療法が注目されている。直接的に腫瘍傷害性を発揮する免疫細胞療法では十分な治療効果を発揮するために、免疫抑制因子の制御が重要と考えられている。一方、免疫チェックポイント阻害薬は免疫抑制を解除することで間接的に抗腫瘍免疫応答を誘導し、既存の治療薬で効果のなかった患者での有効性が示されている。有効ながん免疫療法確立のためには免疫応答増強する免疫細胞療法と免疫抑制解除を目的とした免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせは重要と考えられる。この併用療法は有効性の上乗せが期待される一方、自己免疫反応など有害事象の増強が懸念されている。これまでわれわれは先行研究「免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬併用の安全性に関する探索的臨床研究」(UMIN:000028756)により、この併用療法が安全性に施行できることを確認している。このような背景をふまえ、より有効で安全な免疫療法の確立・普及の実現を目指し、本研究では引き続き安全性に留意しながら、進行がんに対する免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法の有効性を科学的に評価する。

悪性腫瘍に対するα-ガラクトシルセラミド感作樹状細胞を用いたNKT細胞療法の安全性を見る試験T<試験終了>

施設名:
瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2022)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030220374
試験
目的
進行・再発の悪性固形腫瘍患者へ瀬田クリニック東京で提供している樹状細胞に糖脂質α-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)を感作した樹状細胞(NKT-DC)の静脈投与による安全性及び副次的に有効性、免疫学的反応性について評価・検討する。
試験
概要
NKT細胞はα-GalCerをリガンドとして認識・活性化し、多様なメカニズムにより抗腫瘍効果を発揮する。NKT細胞はα-GalCerを感作した樹状細胞(NKT-DC)を投与することで、α-GalCerの提示を受けて体内で活性化されることが知られており、これまでに実施された国内外での臨床研究ではNKT-DC治療が安全に施行可能であったことが報告されている。したがって、NKT細胞を体内で活性化させる本再生医療は忍容性が高く、既存のがん治療あるいは他の免疫細胞療法とは異なる作用により患者に利益をもたらすことが期待できる。本研究にて、進行・再発の悪性固形腫瘍患者へ樹状細胞にα-GalCerを感作したNKT-DCを静脈投与したときの安全性を評価することで、新たな治療法の提供が可能となる。

悪性腫瘍に対する2DG-αβTの安全性を見る試験<試験終了>

施設名:
瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2021)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030210184
試験
目的
進行再発固形腫瘍患者を対象に、2-デオキシ-D-グルコース(DG)を用いて培養加工した2DG-αβT細胞の安全性を評価・検討する。また、副次的に有効性、免疫学的反応性についても評価・検討する。
試験
概要
瀬田クリニック東京では、進行再発固形がん患者さんや固形がん術後の補助化学療法を行う患者さんに対して、「悪性腫瘍に対する免疫細胞療法の多施設共臨床研究」(jRCTc030190249~258)として治療を提供している。その中で用いるαβT細胞療法の培養技術を見直すことで、より有効で安全な治療法の確立・普及の実現を目指し安全性に留意しながら実施する。

がんリスク群に対する先制医療としての免疫細胞療法による免疫パラメーターに及ぼす影響の検討<試験終了>

施設名:
瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2020)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030200089~91
試験
目的
研究参加者ごとに異なるリスク要因を可能な限り把握した上で、先制医療(免疫細胞療法)実施後の各種免疫パラメーターの変化を探索的に検討する。
試験
概要
人の免疫機能はストレスや栄養状態、老化といった要因により低下し、それに伴い感染症やがんへの罹患リスクが増加することが知られている。こうしたがんリスク要因を抱える者に対して、先制医療としての免疫細胞療法を行うことで、低下した体内免疫環境を改善し、維持できれば、感染症やがんの予防に有効であると考えられる。しかし、体内の免疫環境を評価するパラメーターは明確に定まっていないため、先制医療としての免疫細胞療法についてがん以外の健康長寿や感染症予防の観点からのパラメーターを加えて、免疫環境を検討することは、先制医療の有効性・有用性を評価する上で重要な指標となることが期待される。

進行直腸がんに対する術前複合的免疫細胞療法の安全性をみる試験<試験終了>

施設名:
順天堂大学、日本医科大学、福岡大学、瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2019)
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030190248
試験
目的
進行直腸がん患者に対し、免疫細胞療法(活性化自己リンパ球)と化学療法(mFOLFOX6)の併用による術前複合的免疫細胞療法の安全性、有効性および免疫学的応答性を評価する。
試験
概要
化学療法の進歩により、強力な腫瘍縮小効果を有するFOLFOX等の治療法が開発され、5年生存率を改善しつつ直腸肛門機能を悪化させないことを目的として術前化学療法が行われるようになった。これまで我々はFOLFOXによる直腸癌に対する術前化学療法が安全であることを報告している。術前化学療法は術前放射線化学療法と比べて直腸肛門機能の低下は少ないが、病理学的な完全奏功(pCR)が低いことが問題となっている。しかし、我々のこれまでの研究から直腸癌術前化学療法では病理学的な部分奏功(pPR)であってもpCRと同等の生存率が得られ、病理学的無効例よりも予後良好であることがわかっている。したがって、直腸がんに対して一定の有効性・有用性が確認されている術前化学療法へ免疫細胞療法を併用すること(術前複合的免疫細胞療法)により、直腸肛門機能を低下させずにpCR率の改善し、予後を改善できる可能性がある。

悪性腫瘍に対するネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチン療法の安全性を見る試験<試験終了>

施設名:
瀬田クリニック東京、北大阪メディカルクリニック
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2018)
UMINセンター 試験ID:UMIN000032981
JRCT 再生医療等提供計画の計画番号:jRCTc030190213
試験
目的
変異抗原検査を受け、腫瘍組織からの遺伝子解析を実施できたがん患者を対象に、変異抗原検査結果を基にネオアンチゲンを同定し、ネオアンチゲン由来ペプチド感作樹状細胞ワクチンを投与した際の安全性について確認・評価する。
試験
概要
進行再発固形がん患者さんや固形がん術後の補助化学療法を行う患者さんに対して、腫瘍ライセートや抗原ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン療法を臨床研究として提供している(UMIN:000019030)。腫瘍ライセートの利点として、腫瘍で発現しているがん共通抗原とともに、患者さん個々の変異遺伝子由来のネオアンチゲンが含まれ、腫瘍特異的な免疫反応が惹起できる可能性があることが挙げられる。一方で、抗原ペプチドを用いたワクチン療法は、特定のHLA型に限定されることや単一の抗原に対応するCTLしか誘導されないという課題があり、多くの癌細胞に発現していてCTL誘導能が高いペプチドの選定が重要である。そこで、腫瘍組織からの遺伝子解析を実施できた患者を対象に、患者腫瘍固有のネオアンチゲンを同定※し、ネオアンチゲン由来ペプチドを添加し、感作させた樹状細胞ワクチンを用いることで、より効果的な免疫反応を惹起することが期待でき、新しい治療法の開発および個別化医療に繋がると考える。

「医療として提供される再生医療等の微生物安全性確保に関する研究」における「がん免疫細胞療法患者末梢血及び培養リンパ球の提供」<試験終了>

施設名:
東京医科歯科大学
倫理委員会:
承認(東京医科歯科大学:2018、瀬田クリニックグループ:2018)
AMED 再生医療実用化研究事業
試験
目的
医療としての再生医療等に使用される「特定細胞加工物」は、患者自身あるいはドナーから採取した組織・細胞を原材料として培養操作などの加工を加えた後に投与されるが、ヒトには多くの持続感染微生物(ウイルス・細菌・真菌など)が存在し、製造工程中での交さ汚染の可能性もあり、且つ患者に投与する前に滅菌処理できない特質を持つため、検査により投与前の細胞製剤の微生物安全性を確保する方法について検討を行う。
試験
概要
原材料や細胞加工物の種類により検査対象微生物等は細胞加工物のタイプ別に考える必要がある。原材料の種類により微生物等が混入する危険性が異なり、また細胞培養の方法により培養中に混入微生物が増幅するリスクも異なるため、細胞加工物のタイプ別に微生物汚染に関する基盤となる情報を収集・解析して細胞加工物毎の微生物等の汚染リスクを予想し、適切な検査法を選択することが必要となる。得られたデータを活用して細胞加工物のタイプ別に必要となる微生物等の検査を提示するとともに、小規模施設でも実施可能な、迅速・簡便・安価な微生物等の検査系を開発する。また、研究開発中の迅速無菌検査法を試薬メーカーと共同で研究期間内に実用化する。開発した上記の微生物等検査系を標準化することを目指す。

免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬併用の安全性に関する探索的臨床研究<試験終了>

施設名:
瀬田クリニック東京
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2017)
UMINセンター 試験ID:UMIN000028756
試験
目的
進行・再発固形がん患者を対象に、免疫細胞療法(αβT細胞療法)に免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブ)を併用した際の安全性を評価・検討する。また、副次的に有効性、免疫学的反応性、バイオマーカー探索についても評価・検討する。
試験
概要
近年、免疫細胞療法や免疫チェックポイント阻害薬に代表される免疫療法が注目されているものの、免疫細胞療法単独では進行がんに対する治療効果は十分ではなく、免疫抑制因子の制御が必要とされている。一方、免疫チェックポイント阻害薬はこのような免疫抑制を解除することで間接的に抗腫瘍免疫応答を誘導し、既存の治療薬で効果のなかった患者での有効性が確認されているものの、治療効果が得られる患者は限定的であることが報告されている。より有効な免疫療法確立のためには免疫応答増強と免疫抑制解除の組み合わせによるアプローチが重要であると考えられるが、このような併用療法は有効性の上乗せが期待される一方、その安全性についてはこれまでに十分な評価・検討がなされていない。このような背景をふまえ、より有効で安全な免疫療法の確立・普及の実現を目指し、本研究により免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法の患者ベネフィット・リスクを科学的に評価する。

がん抗原(PepTivator® WT1)添加γδT細胞療法の臨床試験<試験終了>

施設名:
瀬田クリニックグループ
認定再生医療等委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2015)
UMINセンター 試験ID:UMIN000015410
試験
目的
PepTivator® WT1 添加γδT細胞療法を受ける患者の臨床情報、加工細胞、臨床検査などの情報を対象に前向き設定した項目に従いデータを収集し、統計的な解析を行う。PepTivator® WT1 添加γδT細胞療法の安全性を評価、検討するとともに、副次的にFeasibility、免疫学的反応性や有効性を評価、検討する。
試験
概要
抗PD-1抗体や抗CTLA-4抗体等の登場により、体内免疫を活用した治療アプローチが見直され、注目されている。また、免疫応答を活用したがん治療は、従来の化学療法や放射線療法とは異なるアプローチであるため、それら従来治療との併用治療としての期待も高く、集学的医療として組み込まれることが望まれている。今回のPepTivator® WT1 添加γδT細胞治療は、γδT細胞とWT1特異的CTLという2つの異なる作用機序のがんに対する細胞性免疫応答を活用して抗腫瘍効果を狙う新しいアプローチであり、癌治療への応用の検討は臨床上重要な意義をもつ。

進行・再発消化器癌に対する免疫細胞治療の有効性に関する研究<試験終了>

施設名:
東邦大学医療センター大森病院
倫理委員会:
承認(東邦大学:2012、瀬田クリニックグループ:2014)
UMINセンター 試験ID:UMIN000013187
試験
目的
免疫細胞治療の有効性を評価する。そのため、データを収集し、治療効果の評価を行う。
また、予後関連因子等を探索的に研究する。
試験
概要
免疫細胞治療を受ける進行・再発消化器癌患者の臨床情報、治療法、投与される加工細胞データなどの情報を対象に、前向き設定した項目に従いデータを収集する。コントロールデータとして東邦大学医療センター大森病院における過去の治療成績データを入手し、患者背景をマッチングさせた群を対象に生存期間等の解析を中心とした治療効果の評価を行うことを目的とする。コントロールデータが入手できない場合は、論文等の適切なデータを用いて評価をおこなう。
また副次的な評価として、患者の背景因子や免疫学的検査データと治療効果との相関性を確認し、免疫細胞治療の予後関連因子等の探索を行う。

肝細胞がんに対する肝動脈塞栓療法を併用した樹状細胞局注療法<試験終了>

施設名:
福井大学医学部
倫理委員会:
承認(福井大学:2013、瀬田クリニックグループ:2013)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000012702
試験
目的
肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術を併用した樹状細胞療法の有効性と安全性を評価する。
試験
概要
手術療法により根治不可能な肝細胞癌患者に対して、免疫学的抗腫瘍効果を期待した肝動脈塞栓療法併用樹状細胞療法を施行する。
投与する樹状細胞を免疫賦活物質OK-432で刺激することによって成熟化を促進し、腫瘍局所に強い抗腫瘍免疫を誘導することをめざし、本臨床試験は、安全性の確認を目的とする。

婦人科腫瘍免疫細胞治療研究会の後ろ向き臨床研究<試験終了>

施設名:
順天堂大学医学部附属順天堂医院
倫理委員会:
承認(順天堂大学:2013、瀬田クリニックグループ:2013)
UMINセンター 試験ID:UMIN000014851
試験
目的
疫細胞治療の有用性を評価することを目的に、各症例の診断、受けた標準治療および免疫細胞治療、経過、予後などについて後ろ向きに調査を行う。
試験
概要
婦人科腫瘍領域における免疫細胞治療の有効性の評価を目的とした研究を具体的に進める場として婦人科腫瘍免疫細胞療法研究会を立ち上げた。参加施設より瀬田クリニック東京へ紹介いただき、免疫細胞治療を実施した患者を対象として、双方の臨床記録より詳細なデータ解析を行う。
研究解析項目については、研究会で十分な討議を重ね決定し、調査票を作成する。その調査票の患者名は匿名化し、情報の集計と統計処理は、瀬田クリニック東京 臨床研究・治験センターで行い、婦人科腫瘍研究会にて生存期間解析、測定可能病変の変化、予後因子などを評価する。

膵癌に対する粒子線併用免疫細胞治療の臨床研究 <試験終了>

施設名:
兵庫県立粒子線医療センター
倫理委員会:
承認(兵庫県立粒子線医療センター:2013、瀬田クリニックグループ:2013)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000012201
試験
目的
膵癌に対する陽子線治療後の転移抑制を目的として、陽子線照射後の補助療法として免疫細胞治療を施行した際の安全性と有効性を評価する。
試験
概要
切除不能膵癌に対し、先進医療としても承認されている粒子線(陽子線および炭素線)治療を実施することは、局所での制御効果は期待できるものの、照射後再発・転移する症例も多く、その後の生存率については満足な結果が得られていないのが現状です。 照射後に微小転移をコントロールできるような全身療法が必要と考えられており、免疫細胞治療はその効果が期待される治療法の一つです。
本研究では粒子線照射後の転移抑制を目的とし、免疫細胞治療であるアルファ・ベータT細胞療法を施行した際の治療効果について検討を行います。

StageⅣ大腸癌に対する免疫細胞治療と化学療法との併用における安全性と有効性の評価検討<試験終了>

施設名:
福岡大学医学部
倫理委員会:
承認(福岡大学:2013、瀬田クリニックグループ:2013)
UMINセンター 試験ID:UMIN000010908
試験
目的
Stage Ⅳ大腸癌に対する一次治療としての化学療法に免疫細胞治療を併用したときの安全性と治療効果について評価する。
試験
概要
切除不能と判断されたStage Ⅳ大腸癌は全身化学療法を中心として治療が行われるが、化学療法が奏効して切除可能となる場合もあり、特に肝転移症例で化学療法により切除可能となった症例ではもともと切除可能であった症例と比べても予後に差がないとされる報告が多いことから、積極的に施行されている。
すなわち、全身化学療法の治療効果をより向上させることができれば、大腸癌の予後は大きく改善できると期待される。
本試験では免疫細胞治療の臨床応用を検討することを目的とし、StageⅣ大腸癌のファーストラインで実施されるXELOX+ベバシズマブ療法にアルファ・ベータT細胞療法を併用したときの安全性と有効性を評価する。

WT1ペプチド(PepTivator®)パルス樹状細胞ワクチン療法に関する解析研究<試験終了>

施設名:
瀬田クリニックグループ
倫理委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2012)
UMINセンター 試験ID:UMIN000009447
試験
目的
WT1ペプチドパルス樹状細胞療法の免疫学的反応性や有効性を評価する。
試験
概要
腫瘍内にWT1抗原が発現しているがん患者をスクリーニングするため、WT1ペプチドパルス樹状細胞療法を希望される患者から腫瘍標本を供与いただき、免疫組織化学染色法によりWT1抗原及びMHC class Iの発現の有無を確認する。適応と判定された患者の臨床情報、加工細胞、臨床検査などの情報を収集し、WT1ペプチドパルス樹状細胞療法の免疫学的反応性や有効性の評価を中心とした解析を行う。

悪性腫瘍に対するNK細胞療法の治療解析研究<試験終了>

施設名:
瀬田クリニックグループ
倫理委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2012)
UMINセンター 試験ID:UMIN000008046
試験
目的
NK培養技術の安定性およびNK細胞療法の有効性や安全性を評価する。
試験
概要
NK細胞療法を受ける患者の臨床情報、加工細胞、臨床検査などの情報を対象に予め設定した項目に従いデータを収集し、そこで得られた情報をもとに培養技術の安定性を中心とした評価を行い、培養技術の改善を行うとともに、NK細胞療法の有効性や安全性を評価、検討する。

多発性骨髄腫に対する自己γδT細胞療法の第Ⅱ相試験 <試験終了>

施設名:
日本赤十字社医療センター、順天堂大学医学部附属順天堂医院
倫理委員会:
承認(日本赤十字社医療センター:2012、順天堂大学:2012、瀬田クリニックグループ2012)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000007878
試験
目的
多発性骨髄腫に対するアフェレーシスで治療用細胞を採取した際の自己γδT細胞療法における培養細胞の安定的な確保と有効性、安全性を評価する。
試験
概要
多発性骨髄腫は、化学療法により寛解した後も再発し、最終的には治療によるコンロトールが不能となる疾患です。前回の多発性骨髄腫に対する臨床研究(UMIN ID:UMIN000000554)では、安全性実施可能であることと有効性を示唆する結果を得ることができました。本臨床研究では、治療効果を向上させることを期待してアフェレーシスによる治療用細胞の採取を実施し、治療用のγδT細胞数の安定的な確保を目指し、かつ有効性を評価します。

HCV由来肝細胞癌に対するラジオ波熱凝固療法(RFA)と活性化自己γδT細胞療法による再発抑制に関する臨床研究 <試験終了>

施設名:
東京医科大学病院
倫理委員会:
承認(東京医科大学:2010、瀬田クリニックグループ:2010)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000004583
試験
目的
HCV由来肝細胞癌に対する再発抑制としてラジオ波熱凝固療法と活性化自己γδT細胞療法を併用した際の有効性を評価・検討する。
試験
概要
C型慢性肝炎を背景とする肝細胞癌治療においては、治療が成功しても、再発を繰り返す可能性が高いため、より高い再発予防効果をもつ治療法の確立が求められています。本臨床研究では、C型ウイルス肝炎由来の肝細胞癌に対し、現在局所治療として主流となったラジオ波熱凝固法(RFA)により低侵襲に病巣を壊死させた後、活性化自己γδT療法を実施した際の再発抑制効果を評価します。本共同臨床研究では、目標症例数40例を対象に実施する予定で、同結果については、これまで報告されている有効性データと比較検討することを計画しています。

切除不能局所進行膵癌に対する免疫細胞療法の有効性と安全性の評価検討 <試験終了>

施設名:
名古屋大学医学部附属病院
倫理委員会:
承認(名古屋大学:2007、瀬田クリニックグループ:2007)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000769
試験
目的
切除不能局所進行膵癌に対する自己樹状細胞腫瘍内局注療法と活性化自己リンパ球静注併用療法の安全性と有効性を評価する。
試験
概要
進行した膵癌の治療には、治療成績向上を目指した新たな集学的治療法が試みられていますが、未だ有効な治療効果が得られていないのが現状です。本研究グループが、免疫細胞療法を用いた先行した臨床研究(UMIN ID:C000000334)において、安全に実施可能であり、かつ有効性を示唆する成績が得られました。また、その後の基礎研究において樹状細胞にゾレドロン酸を添加させることで、先行臨床研究で用いたOK432に比べてCTL誘導能が増強し、かつγδT細胞比率についても増加する傾向を認めました。 そこで、今回の臨床研究では、より有効な治療効果を期待して、切除不能局所進行膵癌に対するGEM静注、ゾレドロン酸を添加した自己未熟樹状細胞腫瘍内局注、および活性化自己リンパ球静注を併用したときの有効性および安全性を評価します。

切除後肺癌に対する樹状細胞ワクチン療法の臨床試験 <試験終了>

施設名:
瀬田クリニック福岡
倫理委員会:
承認(瀬田クリニックグループ:2011)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000005776
試験
目的
術後肺癌に対する樹状細胞ワクチン療法と標準補助化学療法との併用療法における安全性と有効性を評価する。
試験
概要
手術によって取得される原発性肺がん患者の自己腫瘍組織から肺がん抗原を検索し、新たながんワクチン、免疫細胞治療への応用を推進する。

悪性腫瘍に対する免疫細胞療法の効果の解析研究<症例登録終了>

施設名:
金沢大学、金沢先進医学センター、瀬田クリニックグループ
倫理委員会:
承認(金沢大学:2010、瀬田クリニックグループ:2010)
試験
目的
金沢先進医学センターで免疫細胞療法を受ける患者の臨床情報、加工細胞、治療法などの情報を対象に前向き調査を実施し、生存期間解析、予後関連因子などを探索的に検討する。
試験
概要
免疫細胞療法は、近年、数多くの医療機関で臨床研究、先進医療あるいは実地医療として実施されるようになってきた。しかしながら、現状では、大学病院等の医療機関では、限られた症例を対象に施行されており、治療成績などは少数例での報告に留まっている。また、一部の医療機関では、広く対象をおいており、多くの症例が集積するものの、治療前、および治療後に治療効果を評価するためのデータが十分に得られていないことなどから、治療成績を正しく評価することが困難な場合がある。このため、定められた細胞加工手順に従って得られた免疫細胞を用い、かつ、多数例の治療成績を十分なデータを持って解析する研究が求められている。

進行性非小細胞肺癌に対する上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤と活性化自己リンパ球療法併用投与の臨床研究 <試験終了>

施設名:
順天堂大学医学部
倫理委員会:
承認(順天堂大学:2009、瀬田クリニックグループ:2009)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000001966
試験
目的
EGFR-TKIの抗腫瘍効果がSD又はPDの非小細胞肺癌患者におけるLAK療法の有効性と安全性を評価検討する。
試験
概要
非小細胞肺癌は、一般的に放射線治療並びに化学療法による治療が中心となりますが、非小細胞肺癌は抗がん剤に低感受性であるためその効果は限定的です。また近年では、ゲフィチニブやエルロチニブなどのEGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)も選択されますが、ある程度の治療効果は得られているものの、長期に渡る効果が期待できないことから、より有効な治療方法の確立が望まれています。 本臨床研究では、非小細胞肺癌でEGFR-TKIを投与し一定の治療効果が得られなかった症例に対して、化学療法剤・放射線・分子標的薬とは異なる作用機序により治療効果が期待できる活性化自己リンパ球療法を上乗せしたときの有効性と安全性を評価します。

HCV由来肝細胞癌に対するラジオ波熱凝固療法(RFA)後自己樹状細胞腫瘍内局注療法の臨床研究 <試験終了>

施設名:
東京医科大学病院
倫理委員会:
承認(東京医科大学:2007、瀬田クリニックグループ:2007)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000971
試験
目的
HCV由来肝細胞癌患者に対する、RFA後DC腫瘍内局注療法の安全性を検討することを主目的とする。
試験
概要
C型慢性肝炎(HCV)を背景とする肝癌は、肝臓全体がウイルス感染による炎症を生じている等から癌の発生リスクが高い状態にあります。さらに、肝臓は血管が多く癌が肝臓全体に播種されるため、局所療法を行っても異時性に新たな癌が再発することが多く、局所療法だけでは制御が困難とされています。 本臨床研究では、RFAにより壊死した病巣が樹状細胞に取り込まれやすい状態にあるため、RFA後の検出不能な微小癌の除去を期待し、RFA施行腫瘍病変に樹状細胞を局所投与したときの安全性を評価します。

進行性非小細胞肺癌に対するゲフィチニブ、活性化自己リンパ球療法併用投与の臨床研究 <試験中止>

施設名:
順天堂大学医学部
倫理委員会:
承認(順天堂大学:2007年、瀬田クリニックグループ:2007年)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000637
試験
目的
ゲフィチニブの抗腫瘍効果がSDの非小細胞肺癌患者における活性化自己リンパ球療法の有効性と安全性を評価検討する。
試験
概要
化学療法または放射線療法で再発もしくは抵抗性を示し、ゲフィチニブ治療開始8週間後の画像診断でSDと判定された非小細胞肺癌患者に対し、ゲフィチニブ継続投与と活性化自己リンパ球療法の併用を実施し、その有効性と安全性の評価検討をする。

HCV 由来肝癌に対するラジオ波焼灼療法( RFA )後自己樹状細胞腫瘍内局注療法(肝癌再発予防ワクチン)の臨床研究 <試験終了>

施設名:
東京医科大学病院
倫理委員会:
承認(東京医科大学:2006年、瀬田クリニックグループ:2006年)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000451
試験
目的
HCV 由来肝癌に対するラジオ波治療後、自己樹上細胞腫瘍内局注療法の安全性を評価する。また、副次的に再発抑制効果を検討する。
試験
概要
肝癌の治療では、治療に成功しても再発を繰り返すことが大きな問題です。この再発の問題を克服するために、ラジオ波治療後に免疫細胞治療を取り入れた新しい治療法に関する臨床研究が計画されました。肝癌に対するラジオ波治療を受けていただいた後、直ちに治療後の腫瘍内へ樹状細胞を局所注入します。その後、樹状細胞の注射だけを1週間間隔で3回追加します。ラジオ波治療を受けていただく前に、あらかじめ血液からリンパ球を採取して、樹状細胞を培養することが必要です。
この臨床研究では、「HCV由来肝癌に対する樹状細胞腫瘍内局注療法」の安全性の評価・検討に加え、再発の有無、無再発生存期間等を指標とした再発抑制効果を探索・検討いたします。

自己γδ T 細胞療法の非小細胞肺癌に対する 安全性および効果に関する研究 <試験終了>

施設名:
東京大学大学院医学系研究科
倫理委員会:
承認(東京大学:2006年、瀬田クリニックグループ:2006年)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000336
試験
目的
非小細胞肺癌に対する自己γδ T 細胞療法の安全性を評価・検討する。また、副次的に、有効性を検討する 。
試験
概要
非小細胞肺癌に対しては様々な治療が試みられているものの、抗癌剤に対する感受性が低く、標準的治療法が無効になる症例が少なくありません。
本臨床研究では、化学療法、放射線療法とは異なる作用機序を持つ活性化自己γδT細胞療法を用いることで、既存の化学療法に抵抗性の非小細胞肺癌に対しても治療効果が得られると期待し、非小細胞肺癌患者に対し活性化自己γδT細胞療法を実施したときの安全性及び有効性を評価します。

治癒切除可能膵癌に対する術後補助療法としての 免疫細胞療法の臨床研究 <試験終了>

施設名:
横浜市立大学附属病院
倫理委員会:
承認(横浜市立大学:2005年、瀬田クリニックグループ:2006年)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000414
試験
目的
治癒切除可能膵癌に対する術後アジュバント療法としての 活性化自己リンパ球療法 の有効性を評価する。
試験
概要
膵癌は手術をおこなっても、多くの場合、術後に肝転移が見られることから、術後の生存率改善には血行性転移の制御に大きな意義があるとされています。
本臨床研究では、膵癌の手術後の肝転移の制御を期待し、術後補助療法として通常用いられるゲムシタビンに活性化自己リンパ球療法の肝動注を併用したときの有効性を評価します。

自己γδ T 細胞療法の多発性骨髄腫に対する用量漸増の安全性と有効性の検討 <試験終了>

施設名:
日本赤十字社医療センター
倫理委員会:
承認(日本赤十字社医療センター:2005年、瀬田クリニックグループ:2005年)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000343
試験
目的
多発性骨髄腫に対するγδ T 細胞療法の安全性を評価・検討する。また、 有効性を予備的に探索・検討する。
試験
概要
化学療法により寛解を導入した後の プラトーフェーズを延長させる維持療法の開発 を目的として計画した。 多発性骨髄腫に対するγδ T 細胞療法の安全性を評価・検討する。また、血清 M タンパク、血清β 2 ミクログロブリン、 CRP 、免疫学的パラメータなどを指標に用い、有効性を予備的に探索・検討する。

切除不能局所進行膵癌に対する免疫細胞療法 <試験終了>

施設名:
名古屋大学医学部附属病院
倫理委員会:
承認(名古屋大学:2005年、瀬田クリニックグループ:2005年)
UMINセンター 試験ID:
UMIN000000334
試験
目的
切除不能局所進行膵癌に対する自己樹状細胞腫瘍内局注療法と活性化自己リンパ球静注併用療法の安全性と有効性を評価する。
試験
概要
予後が悪く、新たな治療方法の開発が求められている膵癌の治療方法を開発するために、現行の第一選択薬であるゲムシタビンと免疫細胞療法(活性化自己リンパ球療法及び自己樹状細胞ワクチン)併用療法を実施する。自己樹状細胞ワクチンでは、未熟樹状細胞を超音波内視鏡ガイド下にて腫瘍内に直接注入する。

肝転移を伴った胃癌に対する化学療法と活性化自己リンパ球療法併用との比較試験 <試験終了>

施設名:
名古屋大学医学部附属病院
倫理委員会:
承認(名古屋大学:2003年、瀬田クリニックグループ:2004年)
試験
目的
肝転移を伴う胃癌に対する活性化自己リンパ球療法(LAK)の有用性を検証する。また、胃癌の標準治療薬であるTS-1に、LAKを併用することによる併用効果を検証する。
試験
概要
肝転移を伴った胃癌患者にTS-1にLAKを併用し、TS-1単独投与群に対する併用群の効果を、原発巣及び転移巣の縮小効果を基に評価する。

術後再発または切除不能な非小細胞肺癌に対するゲフィチニブと活性化自己リンパ球療法の併用療法の有用性の検討 <試験終了>

施設名:
東京大学医学部附属病院
倫理委員会:
承認(東京大学:2003年、瀬田クリニックグループ:2003年)
試験
目的
非小細胞肺癌に有効性を持つゲフィチニブ(イレッサ)に、化学療法とは異なる作用機序にて抗腫瘍効果を示す活性化自己リンパ球療法(LAK)を併用した場合の併用効果を検証する。
試験
概要
術後再発或いは手術不能進行非小細胞肺癌患者を対象とし、ゲフィチニブ単独投与群に対するゲフィチニブとLAK併用投与群の腫瘍縮小効果による有効性及び安全性を比較する。非盲検無作為化比較試験。

免疫不全に併発した悪性リンパ腫に対する活性化自己リンパ球療法 <試験終了>

施設名:
国立国際医療センター(IMCJ)
倫理委員会:
承認(国立国際医療センター;2003年、瀬田クリニックグループ;2003年)
試験
目的
AIDSに併発した悪性リンパ腫に対する免疫細胞療法の効果を検討する。
試験
概要
悪性リンパ腫を併発した免疫不全患者のうち、化学療法及び放射線療法が無効もしくは選択不能患者を対象に、免疫細胞療法の安全性及び効果を検討する。悪性リンパ腫に対する効果のみならず、低下した免疫機能の修復と向上をも期待する。免疫細胞療法としてLAK(活性化自己リンパ球療法)を用いるが、入手できる材料やHLA型によっては、CTL療法またはDC-CTL療法を選択する。