ベトナムがん免疫療法学会へ参加 その2
"Efficacy of Immune Cell Therapy in Patients Refractory to Immune Checkpoint Inhibitors"院長ブログ
※本記事は「ベトナムがん免疫療法学会へ参加 その1」の続きです
今年、ホーチミンで開催された第2回ベトナムがん免疫療法学会には、昨年のハノイで開催された学会で親しくなった何名かのハノイの医師たちが参加していました。学会での講演の後、夜は彼らとの懇親会となり、ハノイ医科大学や軍関係の公的な病院の先生方と楽しい時間を過ごしました。彼らはベトナムでのがん免疫療法の指導的な役割を担っています。話を聞いていて、この1年の間にがん免疫療法の臨床・研究の両面でかなりの進捗があることに驚かされました。1年ぶりにお会いしてとても楽しい会食となりました。
翌日からは、ホーチミンでがん免疫療法に関心を寄せるいくつかの病院を訪問しました。もともと訪問予定であった病院以外にも、急遽要請をいただいた病院もあり、最終的には4カ所を訪問することになりました。そして、訪問先では病院の見学と、お会いする担当医師たちとの意見交換を想定していましたが、なんと、病院には私が学会に提出したスライドがすでに準備、映写されていました。ある病院では私の等身大のパネルまで設置されていました。日本では考えられないことです。驚いたというより、唖然としました。これは、フレンドリーなベトナムの国民性と考えることにして、十分な時間をかけて、講演とディスカッションをさせていただきました。しかし、半日ずつ四カ所というのはさすがにきつかったです。同行してくださった通訳の方も、最終日はダウンしていました。
そのようなタイトなスケジュールの中でも、半日観光をすることもできました。
8月のホーチミンは酷暑の上、雨期なのでものすごい蒸し暑さでした。有名なクチトンネルも行きました。ベトナム戦争の時に掘られた地下トンネルです。蒸し暑く、さすがに私はトンネルの中には入れませんでした。

そのほかにも、ベトナム建国の父、ホー・チ・ミンを背景に撮影したり、ホーチミン最大規模のベンタイン市場を訪れたりしました。
いろいろなことを経験し、疲れてくたくたにもなりましたが、あっという間の楽しい5日間でした。ベトナムの医師たちの意気込みを感じ、活気を浴びて、来年も参加したいと思いながら、帰国の途につきました。
今回の学会への参加を契機に、ハノイの198病院の医師が順天堂大学で研修を行うこととなり、さらには、ハノイ医科大学と瀬田クリニック東京とのオンラインによるミニシンポジウムが開催されることになりました。それらについては、次回の院長ブログでまたご報告いたします。

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