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ここで公開する治療成績は、瀬田クリニックグループに受診された患者さまに対して治療行為の一環として『免疫細胞療法』を施行し、その結果を解析し、まとめたものです。各患者さまに対して、いうまでもなく、個別に最良の治療を施すことを目指して、ご病気からの快復を唯一の目的として行われたものです。したがって、病状も一定ではなく、治療はまったく一律に行われたわけではありません。また、治療効果を評価するための画像などによる検査は、社会的、医学的な制約から、かならずしも十分に、また、適時に行われていたわけではないことを十分にご理解いただいた上でご覧下さい。
治療法の効果を詳細に知るためには、それを目的とした臨床試験や治験を行う必要があります。この治療の認知を高めるには臨床試験や治験が必要でありますが、それに関しては、瀬田クリニックグループでは現在、各大学および中核医療機関との共同研究として行っています。
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瀬田クリニックグループでの治療効果 (有効率) |
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■ 瀬田クリニックグループ(瀬田クリニック、新横浜メディカルクリニック《現瀬田クリニック新横浜》、かとう緑地公園クリニック《現瀬田クリニック大阪》、福岡メディカルクリニック《現瀬田クリニック福岡》)
での治療成績のまとめ(1999年4月〜2004年3月)
2004年3月時点で1コース(6回)の治療を終了した患者様総数 |
2055名
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| そのうち治療前後でCT等の画像が入手でき、病変が評価可能だった患者様数 |
835名
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評価法:抗がん剤などで用いられる腫瘍の縮小効果を基に行った
(ただし「不変」が6ヶ月以上継続したものを「長期不変」とする)
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<結果>
| 完全寛解 |
8例
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有効200例 → 有効率(24%)
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| 部分寛解 |
120例
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| 長期不変 |
72例
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| 不変 |
270例
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無効635例 (76%)
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| 進行 |
365例
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併用療法(抗がん剤療法や放射線療法など)がない患者様の場合
有効率19%(71/369)
併用療法(抗がん剤療法や放射線療法など)がある患者様の場合
有効率28%(129/466)
評価不能の患者様を無効例とした場合
(がんの大きさが評価できていなかった963名が全員無効例であったと仮定)
有効率10% (200/2055)
以上から、有効率10〜25%というのがいちばん科学的な数字であると思います。
なお、今回病変の評価が可能だった患者様は、大半が、切除不能の進行がん、あるいは再発例でした。
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<評価方法について> |
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「良くなった」というのは、元気になった、食欲が出た、痛みがとれた等が本来重要なことですが、このようなことは客観的数字としては表しにくいのが現状です。
抗がん剤治療の効果判定では、がんの大きさの変化で行われることが多いですが、 この判定方法は、X線写真等でがんの塊がはっきりと見える場合に、その断面積を測定することによって行われます。
◆完全寛解
がんが見えなくなりその状態が4週間以上持続した場合
◆部分寛解
大きさが断面積として半分以下に小さくなった場合
◆長期不変
「不変」の状態が6ヶ月以上継続した場合
◆不変
大きさが断面積として半分以下に小さくなっていないが、25%以上の増加もしていない場合
◆進行
大きさが断面積として25%以上増加した場合
「完全寛解」または「部分寛解」が生じた場合にその治療が有効だったと判定します。
「完全寛解」と「部分寛解」の占める割合は一般的に奏効率と呼ばれています。
免疫細胞療法の治療効果を、上記の基準で判定しました。
ただし、抗がん剤の治療効果にはない基準である「長期不変」を設けました。
(「長期不変」:乳がんのホルモン療法の効果判定などに用いられています。)
「完全寛解」「部分寛解」「長期不変」の占める割合を有効率と呼ぶことにします。
免疫細胞療法では抗がん剤のような強い副作用はほとんどありません。
したがって、この「長期不変」は、治療期間内の患者さんの生活の質まで加味して評価すれば、抗がん剤治療における「完全寛解」と「部分寛解」と同等以上の治療効果とみなして良いと考えます。
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<結果について> |
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2055名中、評価可能(その大きさが画像などにより正確に計測できる)病変を持ち、かつ治療前後のCT等の画像が入手できた835名について集計しました。
かなり進行したがんにおいても、その大きさが画像上正確に計測できる場合は通常、多くはありません。つまり、薄く表面的に広がる胃がんや、CTに写らない小さなしこりが無数に存在するがん性腹膜炎等は画像から大きさを測定することが困難です。 また、治療の前後でレントゲン検査が行えなかった、もしくはレントゲン検査を行っていてもフィルムを入手できなかった場合も少なくありません。
瀬田クリニックグループの医療機関で免疫細胞療法を受けた2055名中で治療効果を評価できた方が835名(41%)というのは多い方ではないかと考えています。実際に何千例も治療していても評価できている患者さんが1割にもみたない治療も少なくありません。
また、当グループでは、手術、化学療法、放射線治療等その他の治療法も含め、各々の患者様に症例に応じた最適な治療戦略を立案し、ご病気から快復していただくことのみを目的として治療を実施しております。
したがって、本治療成績は、瀬田クリニックグループにおいて実施された免疫細胞療法による治療の結果を遡及的に研究・解析し、まとめたものであり、臨床試験の結果ではありません。
免疫細胞療法による治療効果の評価そのものを目的として、症例を特定して行なう臨床試験につきましては、別途、大学病院や中核医療機関等と共同で、継続的に実施しております。
治療効果の詳細
臨床試験
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Aがんの種類別の治療効果 |
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■ 治療効果をがんの種類別に集計した結果を表-1に示しました。
がんの種類は、肺がん、乳がん、消化器系腫瘍、泌尿器科系腫瘍、婦人科系腫瘍、胸腺腫など50種類に上っています。治療例数が少ないがんは、治療効果の判断が現時点では難しいと考えられるため20例以上のもののみを示してあります。
【表-1. 原発臓器別抗腫瘍効果】
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原発臓器
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併用治療
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治療例数
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有効率※
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肺
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なし
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89
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15.7%
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あり
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85
|
41.2%
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乳
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なし
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14
|
14.3%
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|
あり
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66
|
30.3%
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胃
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なし
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19
|
36.8%
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|
あり
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49
|
28.6%
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大腸・ 結腸・ 直腸
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なし
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45
|
2.2%
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|
あり
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66
|
16.7%
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肝 ・胆嚢・胆管
|
なし
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33
|
21.2%
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|
あり
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30
|
43.3%
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膵
|
なし
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17
|
29.4%
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|
あり
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29
|
10.3%
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子宮
|
なし
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15
|
13.3%
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|
あり
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23
|
17.4%
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卵巣
|
なし
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15
|
20.0%
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|
あり
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25
|
24.0%
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前立腺
|
なし
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6
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16.7%
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|
あり
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17
|
29.4%
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※「完全寛解」「部分寛解」「長期不変」の占める割合を有効率と呼びます。(詳細はこちら)
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