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■活性化自己リンパ球療法
  【アルファ・ベータ T 細胞療法、ガンマ・デルタ T 細胞療法、 CTL療法】
(1) リンパ球、血漿の採取

患者様から約 23 mlの血液を採取し、比重遠心法によって単核球分画を分離し、洗浄後培養に用います。この量の血液から、通常 1 千万個以上のリンパ球が回収されます。その約半数が T リンパ球( T 細胞)で、これを培養することにより活性化させ、がんに抵抗する力を持たせて増殖させます。患者様ご自身の腫瘍細胞が入手可能な場合は、がん細胞も刺激に用いてより特異的な抵抗力をもたせることもできます(CTL 療法)。

なお、ガンマ・デルタ T 細胞療法の場合は、γδT細胞は血液中の T リンパ球の数%程度と少数であること、個人差も大きいことから、予め、γδT細胞の数を測定する検査を受けていただき、その上で採取必要な血液量を決めさせていただきます。あまりにもγδT細胞の数が少ない場合はガンマ・デルタ T 細胞療法の実施が困難な場合もあります。

リンパ球の培養には血液成分である血漿が必要ですが、血漿は原則としてリンパ球分離を行った患者様ご自身の血液から調整して用います。


(2) 活性化リンパ球の投与方法

一般的には洗浄した培養リンパ球を 100 mlの点滴用生理食塩水に浮遊させ、点滴により静脈から投与しますが、どのようにして腫瘍の部位にリンパ球を集中させるかが大きな問題です。 症例によっては腫瘍を灌漑する動脈からの投与や、胸腔内や腹腔内投与を行う場合もあります。

通常、2週間ごとに投与を行い、6回をTクールとしています。がんの進行の速い患者さんについては毎週1回の投与を行う場合もあります。Tクール終了後の継続治療に関しては患者様とご相談のうえで決定いたします。

活性化自己リンパ球療法
■樹状細胞療法 【 樹状細胞ワクチン+アルファ・ベータ T 細胞療法(DC+αβT細胞療法)】
(1)単球の採取

患者様から約 45 mlの血液を採取し、単球分画を分離し、培養に用います。あるいは成分採血により大量に単核球のみを採取し、そのうちの単球を分離します。これを培養することにより樹状細胞に分化させ、がん抗原を取り込ませ、細胞の表面に提示させます。さらに、抗原の提示能力を高めるために樹状細胞を成熟化させます。
(2) 樹状細胞の投与方法

樹状細胞を約 1〜2ml の生理食塩水に浮遊させ、皮下あるいは皮内に注射します。また、点滴することもできます。また、抗原を取り込む前の樹状細胞をそのまま患者様の体のがん病巣へ注入することも行われています(腫瘍内局注樹状細胞療法)

なお、リンパ球画分に含まれる単球以外のリンパ球を用いることにより1の方法で アルファ・ベータ T 細胞療法を同時に行うことが可能で、より有効な方法と考えられます。

2週間ごとに投与を行い、6回をTクールとしています。Tクール終了後の継続治療に関しては患者様とご相談のうえで決定いたします。

樹状細胞療法 ( 樹状細胞ワクチン + アルファ・ベータ T 細胞療法)


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