■活性化自己リンパ球療法
【アルファ・ベータ T 細胞療法、ガンマ・デルタ T 細胞療法、 CTL療法】
(1) リンパ球、血漿の採取
患者様から約 23 mlの血液を採取し、比重遠心法によって単核球分画を分離し、洗浄後培養に用います。この量の血液から、通常 1 千万個以上のリンパ球が回収されます。その約半数が T リンパ球( T 細胞)で、これを培養することにより活性化させ、がんに抵抗する力を持たせて増殖させます。患者様ご自身の腫瘍細胞が入手可能な場合は、がん細胞も刺激に用いてより特異的な抵抗力をもたせることもできます(CTL 療法)。
なお、ガンマ・デルタ T 細胞療法の場合は、γδT細胞は血液中の T リンパ球の数%程度と少数であること、個人差も大きいことから、予め、γδT細胞の数を測定する検査を受けていただき、その上で採取必要な血液量を決めさせていただきます。あまりにもγδT細胞の数が少ない場合はガンマ・デルタ T 細胞療法の実施が困難な場合もあります。
リンパ球の培養には血液成分である血漿が必要ですが、血漿は原則としてリンパ球分離を行った患者様ご自身の血液から調整して用います。