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活性化自己リンパ球療法の有効性には他の治療と同様に限界があります。進行がんを治癒させるのはどの治療法によっても困難な場合が多いですが、治せないからといって有効でない治療とはいえません。
がんの免疫療法の中で活性化自己リンパ球療法の有効性については、いくつかの証明がされています。まず手術後に残存する微小ながんの治療については、卵巣がん、肺がん、肝がんについて、長期生存率を有意に増加させることが統計学的な証拠をもって証明されています。実質的に治癒効果があるということです。
また手術不能な進行胃がんについては、化学療法との併用によって、生存期間が化学療法単独に対して統計学的な有意差をもって延長することが証明されています。決して何の証拠もない治療法ではないのです。これらのがんが特別であるという理由はありません。
現状では進行がんの治療はどのような治療法によっても、治癒を期待することは残念ながら大変困難です。 たとえ、治癒できなくとも治療を受けてがんと闘っていくことが無駄でないことはいうまでもありません。活性化自己リンパ球療法
だけでは進行がんを治癒させることが少ないとは言っても、副作用の極めて少ないこの治療によって、 QOL を低下させることなく延命効果があれば患者さんにとっての利益は大きいと思われます。
進行がんに対する免疫療法は、がんの力を直接的にそぐような他の治療法と可能であれば併用して、患者さんの状態を出来るだけ長く良い状態に保つことを当面の目標としています。これは統計学的に証拠となる数値として示すことがなかなか困難な目標です。しかし、進行がんを治したという証拠が無いから詐欺だというのは短絡的な考え方です。
我々が行っている免疫療法(活性化自己リンパ球療法を中心とした免疫細胞療法)が、この目標の面からいうと患者さんの利益になっていることが少なくないことは、我々の膨大な症例の蓄積が物語っていると、我々は考えています。
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