私事になりますが、 3 人目の子どもは帝王切開で出産しました。
病気の手術とは全く違うので笑われてしまいそうですが、その時が初めての手術経験でした。長いこと外科病棟で手術前後の患者様の看護をしていたので、手術というものに不安はなく、なかなか産まれてくれないので「先生、切って出しちゃいましょう」という乗りでした。
しかし、手術後の痛みは想像以上で1日 3 〜 4 回鎮痛薬に頼り、貧血もあってフラフラするため、トド(?)のように寝たきりでいましたので、看護師さんに「少しは我慢してください」「痛くてもどんどん体を動かしてください」と叱られておりました・・・。
その後、再び外科病棟に復職した私は、手術後の苦痛を身をもって体験したおかげで、自分で言うのもおこがましいですが、以前よりきっと少しだけ「優しい看護師」になれたと思うのです ( 笑 ) 。
瀬田クリニックには医療従事者も治療に訪れています。
医師や看護師であり、患者でもあるその方々に私は「病気体験は勲章だと思います。現場に戻ったらさぞ患者様の気持ちのわかる医療者となれますね。」とお話します。
「僕は今までひどい医者だった・・・。けれど今なら患者の苦しみや不安な気持ちが痛いほどわかるから今までとは違うやり方になるだろうなぁ。」と話してくださる方が少なくありません。
看護師の仕事は、「患者様の心情をどれだけ想像することができるか」がとても大きな課題です。病気に対する不安な気持ち、病気による痛みや苦しみ、そして、病気になると見えてくる生命や健康のありがたさ・・・今はそれらを自分事として感じることはきっと出来ません。でも、感性をフルに働かせ、患者様の気持ちに寄り添える看護師でありたいといつも思います。
もちろん病気をしないにこしたことはありませんから、「医者の不養生、看護師の不摂生」とならないよう、健康管理には気をつけたいものです。
暑くなってきましたよ〜〜。蝉の声が始まりますね。