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症例紹介-肺がんに対する免疫療法

セカンドラインとしてのガンマ・デルタT細胞療法により長期安定が得られている症例(Ⅲb期肺腺がん)

患者さん:
68歳 女性
治療法:
アルファ・ベータT細胞療法, ガンマ・デルタT細胞療法

治療までの経緯

2006年検診にて異常陰影があり、精査したところ、胸膜播種、リンパ節転移のあるⅢb期肺がんと診断されました。同年5月から翌2007年6月まで化学療法(カルボプラチン、パクリタキセル)を行いましたが、がんの縮小までには至らなかったため化学療法は一旦終了となり、2007年9月に当院を受診されました。

治療内容と経過

2007年10月よりアルファ・ベータT細胞療法の単独治療を開始し、12月19日に1クールの治療が終了しましたが、進行していたため、治療を終了して経過観察していました。化学療法の再開も勧められましたが、2008年3月、ご本人の希望もありガンマ・デルタT細胞療法単独での治療を開始しました。2008年11月のCTまで、癌はほぼ安定しており、CEAの上昇もなく経過していました。しかし2009年4月のCTでは進行が見られ、CEAは徐々に上昇したため、5月より化学療法(ドセタキセル)を再開しました。9月のCTでがんは縮小したため、化学療法は終了し、再びガンマ・デルタT細胞療法単独治療となりました。2010年1月にCEAの上昇傾向が見られ、1月から4月まで化学療法(ペメトレキセド)を追加、その後は、診断後、ほぼ5年間となる2011年7月まで、ガンマ・デルタT細胞療法単独での治療により、CEAの上昇もなく、がんの進行はなく安定を維持しています。

肺がんに対する免疫療法case19

考察

2010年1月にCEAの上昇傾向が見られ、1月から4月まで化学療法(ペメトレキセド)を追加、その後は2011年7月まで1年3ヶ月間、ガンマ・デルタT細胞療法単独での治療により、CEAの上昇もなく、がんは安定を維持することができました。

治療の経過

2007年10月
アルファ・ベータT細胞療法の単独治療を開始
2007年12月
19日1クールの治療が終了。進行していたため、治療を終了し、経過観察
2008年3月
化学療法の再開も勧められたが、ご本人の希望でガンマ・デルタT細胞療法単独での治療を開始
2008年11月
CTで癌はほぼ安定、CEAの上昇もなく経過
2009年4月
CTで進行が見られ、CEAは徐々に上昇
2009年5月
化学療法(ドセタキセル)を再開
2009年9月
CTで縮小が見られ、化学療法は終了。ガンマ・デルタT細胞療法単独治療となる
2010年1月
CEAが昇傾向
2010年1月〜4月
化学療法(ペメトレキセド)を追加
2011年7月
ガンマ・デルタT細胞療法単独治療により、CEAの上昇なく、がんは進行なく安定を維持

肺がんとは

扁平上皮がん、腺がんなどの種類があり、この2つで肺がん全体の約8割を占める。扁平上皮がんは喫煙との関連が深く咳、血痰等がおもな自覚症状。腺がんは非喫煙者もかかり、早期には自覚症状がないのが特徴。

 
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