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創設者・江川滉二東大名誉教授の“志”Vol.6 江川先生の志に集う仲間たち

手ごたえをつかんだ江川先生は、この治療を更に改善させ、もっと多くの患者さんにこの治療を受けてもらいたいと考えるようになりました。

しかし、細胞の培養は自分の研究所で行い、実際の治療は他の医療施設で行うということでは、十分なことはできません。研究所に出向していた製薬会社の技術者が細胞培養を手伝ってくれるようになりましたが、それでも限界がありました。

専門の診療施設を作りたい。

もっときちんと治療を提供したい。

そんな想いを抱えていたとき、江川先生に一つの幸運な出会いがありました。

大手医療機器メーカーのメディカル事業部を辞してベンチャーを起業したてだった木村佳司氏と偶然の出会いを果たすのです。木村氏も当時、免疫関連の事業を起こしたいと考えており、いつのまにか江川先生と度々会って色々話し合う仲間になっていました。

木村氏は前職で医療機関の立ち上げを支援したこともあり、医療界にも通じ、何より、労を惜しまず働く人でした。この人となら一緒に新しい挑戦ができるのではないか。木村氏との出会いによって、免疫細胞治療専門の医療施設を作るという志は一気に現実のものへと加速していきました。

そして、その志に共感した仲間たちが、江川先生の元に集いはじめました。

その一人が、後藤重則医師(現・医療法人社団滉志会理事長、瀬田クリニック東京院長)です。以前からの知り合いでお兄さんへの治療の際にもアドバイスをもらったことがありました。後藤医師は、県立のがんセンターで抗がん剤治療も多数手がけ、新しい抗がん剤の治療実験にまで関わった経験の持ち主です。その結果、通常療法の限界を感じて、免疫細胞治療に関心を深めていました。江川先生は、後藤先生に対する印象をこう述べています。

「がんの免疫療法を本気になって専門にやろうという臨床医は、きわめて稀です。後藤先生は、そのような稀な専門医でした。しかも科学的なセンスや研究的な態度も身につけておられると同時に、患者さんにとてもやさしい医師のように見受けられました」。(同書)

このほかにも、大学助手の道を捨ててまで協力したいと申し出てくれた研究者、博士号を取って製薬会社で働いていた技師、資金調達のノウハウを持った事業家など、様々な人材が、江川先生の元に結集したのです。

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